わが家から車で20分ほどの距離に住んでいる義母は、普段からちょっぴり自己中心的。1歳の娘に会いたいからなのか、「休みの日にどこかへ行こう!」と、こちらの都合などお構いなしにどんどん連絡してきます。
提案してくれないのに文句は言う義母
しかし、義母はどこかお出かけ先を提案してくれるわけではなく、いつも私が渋々行き先を探すことに。出かけた先でも「このショッピングモールさぁ、来たことあったわ〜。次はもっと娘ちゃんが楽しめるところにしたほうがいいわよ」と行ってくる始末……。
ある日、いつものように義母からお出かけに誘われたので、「何度か行ったことのある公園に行きましょうか?」と私から提案しました。すると、義母は電話口で「え〜、そこって前にも行ったことあるわよね? もっと楽しそうな場所はないの?」と言い返してきます。
提案はしてくれないのに、文句は言うの? と私はイラッ。「たまにはお義母さんが行き先を決めてくれませんか?」と私が言うと、義母は「行き先を決めるのがあなたの仕事でしょ? 楽しめるところを早く探してちょうだい」と悪びれる様子もありません。
「私はあなたの召使いじゃなーい!」とキレそうになりましたが、「娘が行きたいって言っているので、連れて行ってあげたいんです」と言うと、「そうなの。じゃあ今回私はやめておくわ」と言うのです! 自分勝手だなと思いつつ、義母にそんなに気を遣う必要はないんだ! とハッとした私。来ないとわかったら、文句も言われないので気分がラクに。
夫にこの出来事を報告すると、「そうだね! 母さんに気を遣う必要ないから、娘ちゃんが行きたい場所に行こうよ」と言ってくれました。そして、その後も義母に「出かける場所を考えて」と言われますが、娘が行きたいところを提案するように。すると「行ったことある場所なら行かない」ということも増え、だんだんとお誘いが減っていきました。
相手のご機嫌ばかりうかがうのではなく、時には自分たちの意見を通すことも大切なのだと感じた出来事です。
著者:松下りさ/20代女性・ライター。音楽が大好きでおしゃべりがじょうずな1歳半の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとにひとりでネットショッピングをするのが至福の時間。
イラスト:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています