スーパーでよその子にやさしく注意したら…
当時生後10カ月の娘をベビーカーに乗せて、私は近所のスーパーへ買い物に。ベビーカーを邪魔だと思う人もいると思うので、細心の注意を払いながら押していました。しかし、小学校低学年くらいの兄弟が店内で追いかけっこしていて、ぶつかりそうになることが2回も。兄弟たちは「こっちだよー!」「捕まえてみろよ!」と叫んでいます。
1回目は仕方がないと思い何も言いませんでしたが、2回目は何かあってはいけないと思い、「お店の中で走っていたらけがしちゃうよ、気をつけてね」と、できるだけやさしい口調で伝えました。すると、それに気づいた兄弟の母親がやってきて「ほっといてください!」「うちの兄弟はそんなことしませんけど?」と不審者を見るかのような目で見てきます。兄弟も何食わぬ顔で「僕たちは走っていないもん」と言うではありませんか。私は、いやいや走っていたの見ていたから! しかも母親も見ていたよね……とモヤッとしました。
私が対応に困っていると、一部始終を見ていた年配の男性が「私はあなたの息子さんたちが走っているのを見ていましたが、ベビーカーに今にもぶつかりそうでしたよ」「ほかのお子さんとはぶつかっていましたよ」と言ってくれたのです。それを聞いた兄弟の母親はバツが悪そうな顔で、「ふん」と鼻を鳴らして、その場から去っていきました。もしかしたら、自分の子どもが他人に注意されたことが気に入らなかったのかもしれません。
たしかに他人から注意を受けることはいい気分ではないかもしれませんが、その不満をぶつけられても困ってしまいます。もし私が今回の母親の立場になったときは、きちんと相手に謝り、子どもに注意しようと思った出来事です。
著者:小田ひな/20代・主婦。おてんばな1歳の女の子とおふざけが好きな夫の3人家族。毎日ハッピーに過ごすことがモットー。初めての子育てを楽しんでいる。
イラスト:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています