夫の返答は?
夫に、私ひとりでは限界だ、という話をすると……。「誰のおかげで専業主婦でいられるんだ? 俺は外で働いていて、主婦より何倍も大変なんだぞ」と逆ギレしたのです。
私は専業主婦になりたいとは一度も言っていないのに……。仕事に復帰しようとしても、家のことは誰がするんだ? と取り合ってくれないのは夫です。
「お義母さんの介護も、お義父さんやあなたの分も含めて炊事洗濯家事育児も、雑用のお使いも、全部私に丸投げ。感謝の言葉もないし、しょっちゅう逆ギレされて暴言の嵐。これならシンママで仕事と育児を頑張るほうがいいよ!」と訴えると、夫はせせら笑いました。
「離婚するって言うのか? それなら、役立たずの専業主婦は出て行けよ。衣食住を与えてやってんのに、文句ばっかりだな」 と、ひどい言いようです。
私も覚悟を決めました。「喜んで。娘を連れて出ていくわ」と宣言すると、さらに夫は「お前が産んだ子どもなんだから、そっちがちゃんと面倒見ろよ」 と、父親の責任まで放棄する始末。あきれた私はさっさと荷物をまとめ、翌日には義実家を飛び出しました。
状況を知った義父は…
私と娘が出ていったその日の夕方。夫からの着信が何度もあったのですが、ずっと無視して出ないでいたら、とあるスクショが送られてきたのです。
「嫁なら出てったよ」
「役立たずの専業主婦はうちに要らないでしょ」
「お前、なんてことしたんだ…」
「介護育児家事はどうする!?」
どうやら、私がなかなか帰宅しないため、義父が夫に私の行方を聞いた様子。夫は、私が家を出たことを悪びれた様子もなく伝えていますが、それを知った義父は怒り心頭のよう。それはそうでしょう。これまで一切合切彼らの面倒を見てきたのは私だけだったのだから、突然介護要員&家事担当がいなくなって、ギョッとしているに違いありません。
どうせ夫は、「戻って来い!」と言うに違いありません。私はスクショを自分のスマホから消し、電話にも出ませんでした。
さらに数日後
夫からは連日グチグチとしたメッセージが届き、鬼電も続いています。
「離婚なんて冗談だよな? いいかげん機嫌を直してくれよ。今、家の中がぐちゃぐちゃで、どこから手をつければいいかもわからないんだ。母さんもずっと風呂に入れていないからにおうしさ……」
私は、もう署名済みの離婚届も受け取っただろうと思い、ようやく電話に出てあげました。すると夫は、平謝りしたりなだめすかしたり脅してきたりと、あの手この手で私を家に戻そうとするのです。
そんなことをされても私の意志は変わりません。これまで、介護や家事が大変だったのはもちろんですが、私の話を全然聞かずに専業主婦を見下す態度を取ってきた彼自身に、心底嫌気が差していたからです。
「離婚届にサインしてくれないなら、調停の準備をする。あんたたち親子とは縁を切るからね」
こうして、半年後に離婚が成立しました。夫は、介護家事でてんてこまいのようで、娘との面会日にも来られないのだとか。たまに、再構築を願う気持ち悪いポエムが送られてきますが、すべてスルー。絶対に戻る気はありません。小ぢんまりとしたアパートではありますが、母娘2人で仲良く楽しく過ごせる日々が、今は何よりも大切です。
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「専業主婦」を勘違いしている夫をぎゃふんと言わせられてよかったです。家事育児だけでも大変なのに、介護まで……。娘を連れて家を飛び出し、離婚を成立させることができた今、これからの新しい未来が楽しみですね。
【取材時期:2024年7月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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