野菜と果物の専門商社が教える!梨の保存方法
船昌グループとは
日本最大の青果物の卸売市場「大田市場」に拠点を置き、100年の歴史を迎えた野菜と果物の専門商社です。
美味しい野菜や果物の選び方や、保管方法、おすすめ調理方法などなど、プロが様々なお役立ち情報を発信しています。
今回実践するのは、「シャリシャリ感が美味しい!梨の保存方法 –冷凍編-」。
梨はちょうど食べ頃に収穫されるので、採れたてのフレッシュな状態が一番美味しいといわれています。
常温で置いておくと、果肉がやわらかくなり、みずみずしさも失われるため、買ってきたらすぐに食べるのがおすすめです。
野菜室で保存すると10日間くらいは持ちますが、もう少し長持ちさせたいなら冷凍すると良いのだとか。
なんと、凍らせると1カ月以上も保存できるそうです。
梨を冷凍してみた!
皮をむいてくし形に切り、Vの字に包丁を入れて種を取ります。一つずつラップで包み、チャック付き冷凍用保存袋に入れましょう。
梨は空気に触れると酸化して茶色くなってしまうので、しっかり空気を抜いてくださいね。
暑い日にぴったり!半解凍で梨シャーベット
凍らせた梨は、半解凍の状態でシャーベットとして食べるのがおすすめなのだそう。10分くらいでちょうどいい溶け具合になりました。
気温や梨の大きさによって解凍時間が変わるので、5分ごとに様子を見ながら解凍しましょう。
「溶かす時間が惜しい」という方は、あらかじめ薄めに切って冷凍しておくといいかもしれません。
一口食べてみると、優しい甘みとシャリシャリ食感が楽しめて爽快感がすごい!
暑い中おでかけして汗だくで帰ってきたときや、お風呂上がりに冷たいデザートが食べたくなったときにぴったりです。
気になったので、全解凍にしてみたら...
ふと、なんで半解凍がいいんだろう?普通に溶かしたらどうなるの?と気になり、解凍時間を伸ばして完全に溶かしてみることに。
コンポートのような見た目になったので、ヨーグルトにのせて食べてみました。
これはこれでありですが、梨の魅力であるシャキシャキ感が失われています。やっぱり半解凍で食べるのが一番良さそうですね。
もしうっかり溶かしすぎた場合は、細かく切ってヨーグルトやバニラアイスにトッピングしましょう。
おすすめ!冷凍梨のスムージー
続いては、「船昌」さんがInstagramで紹介していたスムージーを作ってみました。
半解凍にした冷凍梨をミキサーに入れてスイッチオン。1分くらい撹拌したら完成です。
梨1個分でコップ半分くらいの量になったので、大量消費ができそうですね。
水や牛乳を使わず、梨そのものの水分だけで作るので味が濃くてうまい!梨の風味がギュッと詰まった贅沢な味わいです。
スムージーとして楽しむ前提で冷凍するのであれば、皮付きのまま凍らせてそのままミキサーにかけるのもおすすめです。
梨の皮には、むくみや高血圧の予防に効果的な「カリウム」や体を若々しく保ってくれる「ポリフェノール」が豊富。
皮ごとスムージーにすることで、より甘みを強く感じられて、栄養素を無駄なく摂れますよ。
買いすぎた梨はすぐ冷凍庫へ!
半解凍であれば、梨のシャリシャリ感と甘みがしっかり残っていました。シャーベット風にしたり、スムージーにしたりと楽しみ方はいろいろ。
梨が余ったときは冷凍庫で保存して、秋の味覚を長く堪能しましょう。