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シンママ見下す自称セレブママ「私は上流階級なのに優しい」やさしさの裏側 #ママ友のネットトラブル 7

「開示請求待ったなし」第7話。山野奏さんは娘の音色ちゃんを育てるシングルマザー。奏さんは翻訳の仕事のかたわら、動画配信サイトで英会話チャンネルを運営しています。

ある日、奏さんに対する誹謗中傷が書かれた掲示板の存在が明らかに。そこには数人のママ友にしか伝えていない結婚の予定などの個人情報や、自分と娘の写真まで載っていたのです。

ネット掲示板に根も葉もない嘘が書かれ、娘に対する中傷もあったことで、意を決して弁護士に開示請求を依頼した奏さん。

 

奏さんが弁護士事務所に相談に行った同日、掲示板に悪質な書き込みをする人物が……。その人物は、リズ村リズ。同じバレエ教室に通う自称セレブママで、奏さんとは2年前に知り合いました。

 

奏さんがシングルマザーだと知ったリズは「可哀想な人だから、やさしくしてあげなきゃね~」とバレエの衣装を貸してあげるなどして、奏さんをサポート。それは単なるやさしさではなく「私は勝ち組だから!」という曲がった考えからくる行動でした。

 

奏さんにやさしく接するリズですが、周りのママたちは奏さんが気に入らないのか「スーツでお迎えに来るのとか、仕事できますアピールみたい」などと陰口を言い始めます。リズはフォローしながらも、ママたちと一緒になって談笑して……。

 

シンママを見下す自称セレブママの心の闇

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リズは先に帰宅していた夫に家事を命令され不満に思いながらも、「奏さんに比べれば幸せ……私は恵まれているんだから」と自分に言い聞かせます。

 

その後も、仕事と育児に追われている奏さんのサポートをしてあげるリズ。

「私は恵まれているのに、他人にもやさしいいい人」というキャラを自ら演じていくのでした。

 

リズの夫は、早く帰ってきているのにも関わらずリズに命令していることから、普段からあまり家事をしない人だということがうかがえます。文句を直接言ってもおかしくはない場面ですが、「自分は恵まれているから」と思うことで気を紛らわしているのでしょう。

 

セレブママたちと無理に合わせる必要はないはずですが、リズは「上流階級にいるのにおごらず、やさしい人」を演じることで、自分の立場や心持ちを保っているのかもしれません。

裏にどんな理由があるにせよ、やさしくサポートしてくれるリズは、きっと奏にとっても心の支えになっていたことでしょう。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター土井真希

    自身やフォロワーさんの体験談を漫画化し、SNSで発表し人気を博す。NAPBIZ公式トップブロガー。

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