突然現れた不倫相手・亜美の父は、豪汰と亜美の母の不倫も知っていたそうですが、当時まだ中学生だった亜美のため、黙って目をつぶっていました。豪汰には「慰謝料請求はしない」「自分の奥様への謝罪に集中して。慰謝料の支払いは大変」と言い、豪汰が、離婚、謝罪、慰謝料の支払いから逃れられないように釘を刺したのでした。
亜美の父の巧妙な作戦に、景子たちは…
亜美の父は、どんな理由であれ傷つけたことを景子に謝罪し、そこからどんどん離婚や慰謝料の話を進めていきます。離婚すること前提で進められている話に、豪汰は戸惑い「私たち夫婦は何とかやり直せないかと話し合っている途中で…」と言いますが、景子が「離婚はします!」と断言。そんな景子を亜美の父は「素晴らしい」とほめたたえ、豪汰にも「慰謝料と養育費をきっちり支払う話し合いを進めていたんだね!」と言い、豪汰が否定しようとすると「スタンガンとロープ、警察に届ける必要はないとわかって安心しました」というひと言で、豪汰を黙らせたのです。
一度も怒鳴ることなく、あの豪汰をぐうの音も出せなくさせてしまう亜美の父。年の功のなせる業なのか、こんな場面であんなにスマートに振舞えるなんて、すごいですよね。離婚届を書くところまで見届けて、娘である亜美のことだけでなく、景子のことまで最後まできっちり見守ってくれるなんて、素敵なおじさまです!