「心中すればいい」と言い、景子から包丁を受け取ろうとする亜美を、景子たちは止めに入ります。豪汰のいる部屋から玄関に逃れた5人は、豪汰に内緒の話を始めました。実は、景子もタカも亜美も本気で刃傷沙汰を起こすつもりはなく、芝居をしていたのです。豪汰を追い詰める次の作戦を練っていたところ、亜美の父が現れました。
突如現れた亜美の父。彼は救世主か、それとも…
1時間で戻らなかったら警備会社に突入するように依頼をして現れた亜美の父。彼は豪汰に「協議を簡潔にすませないとまずいことになる」といいます。そしてロープやスタンガンについても「護身用と判断してくれますかね?」など、静かに、でも確実に豪汰を追い詰めていきます。また、豪汰と亜美の母・美奈子の不倫も知っていたという亜美の父。そして、美奈子の不倫相手は豪汰だけではなかったともいいます。当時亜美はまだ中学生。美奈子は母の役割は果たしていて、亜美にはまだ母親が必要と感じた亜美の父は、黙って目をつぶっていたのでした。そして、豪汰には「時効も過ぎているし、慰謝料請求はしない」といい、続けて「自分の奥様への謝罪に集中してください。慰謝料の支払いは大変でしょう」と、豪汰が、離婚、謝罪、慰謝料の支払いから逃れられないように釘を刺したのでした。
突然現れた亜美の父。完全に妻・景子の味方になってくれそうですね。しかも、激しく問い詰めるのではなく、豪汰が言い逃れできないように、用意周到に言葉を選んでいるあたり、とてもクレバーな人のようです。話し合いが景子に有利に進むように、頑張ってほしいですね!