習い事で知り合ったAちゃん親子と、仲良くなって頻繁に家で遊ぶように。Aちゃんのおうちにお邪魔したとき、子ども用のテントで子どもだけで遊んでいました。
テントの中で起こっていたのは…
テントの中でおままごとをしている話し声を聞きながら、ママたちはリビングでティータイム。ふと一瞬声が聞こえなくなり、「どうしたの?」と声をかけると、Aちゃんが「なんでもないよ~」と言って、またキャッキャと遊び始めたので安心していました。
しかし、帰宅後「Aちゃんとテントの中で何して遊んでいたの?」と聞くと、「お口にちゅーってされたの」と驚きの回答が。そして少し悲しそうな表情で「ちょっと嫌な気持ちになったの」と話してくれて、娘が嫌だと感じたことがわかったため、Aちゃんママにこのことを伝えてみることにしました。
翌日、Aちゃんママに「昨日、娘がAちゃんからテントの中でちゅーされたって教えてくれたんだけれど、娘は嫌だったみたいで……。Aちゃんにちゅーしないように伝えておいてくれないかな」と言ってみました。
するとAちゃんママは「子ども同士の遊びでしょ? よくあることじゃ~ん!」と予想外の反応をされてビックリ。娘が嫌がっていたと伝えたのに軽くあしらわれ、モヤッとしました。「でも、娘が嫌だったって言っていたんだよ? やっぱりやめるように言ってほしいよ……」と言うと、「前から思っていたけれど、かなり過保護だよね……」とまで言うのです。
娘を守るのが親の役割なのに、このママは何を言っているんだ? とイラッとしました。すると周りで話を聞いていた別のママ友が「それはありえないよ~。うちの子には、ママとパパ以外にはちゅーしたらダメだからねって教えているよ。しかも嫌がっている子にするなんてもってのほかだよ。きちんとAちゃんに伝えておいたほうがいいと思う」とビシッと言ってくれたのです。ママ友は「……わかりました」とだけ言い、習い事が終わると、そそくさと帰っていきました。
そして、娘には「嫌だなって思う気持ちは間違っていないからね。この前は教えてくれてありがとう」と伝えました。同じ「ママ」という立場だからといって、感覚が同じであるとは限らないと痛感。改めて子どもから目を離してはいけないなと反省しました。また、口などは人に触らせてはいけないプライベートパーツであることを少しずつ説明していかないといけないと感じた出来事です。
著者:長嶺りょう/30代・主婦。3歳の女の子を育てるママ。寝る瞬間までおしゃべりを続ける娘の横で白目を剥きながら、大好きな推しのことを考えて現実逃避中。
イラスト:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています