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「ビリッ」トイレで隣の個室から何かを破く音が。トイレから出てきたのは意外な人物!?

私は小学6年生の秋ごろに初潮を迎えました。いつか訪れると覚悟はしていましたが、いざ始まると不安や悩み事が増えていくばかりで……。

トイレにいくタイミングは?

初潮を迎えた翌朝。私は生理用ナプキンをサニタリーポーチに入れて自宅を出ました。これで生理対策はバッチリです。しかし学校に着いてしばらく授業を受けていたとき、ナプキンを交換するタイミングがわからず、「どうしよう」と悩み始めました。考えた結果、ナプキンの中が経血で湿っぽくなってきて、「気持ち悪いなぁ」と感じたら替えることに。

 

友人に初潮を迎えたことがバレるのが恥ずかしかった私は、教室から遠いところにある、生徒たちからあまり利用されていないトイレでナプキンを交換することにしました。

 

ナプキンを交換しようとしたら…

前日に初潮を迎えたばかりの私は、ナプキンの交換にまだ慣れていません。そのため、ナプキンを交換するまでに、かなりの時間がかかってしまいました。

 

トイレに入ったときは誰もいなかったのですが、私がナプキンを交換しようとモタモタしているときに、誰かがトイレに入ってきたようです。「せっかく教室から遠いトイレにきたのに」という思いもありましたが、それ以上に「ナプキンを交換するときの音が聞こえてしまったらどうしよう……生理がきたことは誰にもバレたくないのに!」という焦りでいっぱいでした。

 

こんなところで再会!?

するとそのとき、私が悩んでいる間に、隣の個室から「ビリビリッ」という、ナプキンの包装を開けているであろう音が聞こえてきたのです。隣の人がトイレから出て行ってから自分もナプキンを交換しようと考えていた私ですが、「あ、隣の人もナプキンを交換してるんだ」と思うと少し気持ちが軽くなり、私も気にせず生理ナプキンの包装をビリッと開けて、交換することに。

 

その後、個室から出て手を洗おうとしたところ、隣の個室から出てきたのは、小学校4年生のときの担任の先生でした。私はなんとなく恥ずかしく、あいさつだけして出て行こうと思いました。すると、先生から「久しぶりだね。ずいぶん大きくなったね」と声をかけられたのです。「はい」とだけ答えると、先生は「おなか痛い? 大丈夫?」と心配してくれました。

 

恥ずかしがりながら「大丈夫です」と答えると、先生は「何か悩みや困ったことがあったらいつでも声をかけてね」と、微笑みながら去っていきました。

 

 

お世話になった先生から温かい言葉をもらえて、とてもうれしかったです。この一件がきっかけで、生理というものは多くの女性が経験するもので、「ナプキンの交換音が聞こえるかも」などと変に恥ずかしがる必要はないのだと思えるようになりました。

 

 

 

著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士になるために大学に進学。 学生時代も社会人になってからも生理のことは気にせず生活してきた。あるとき、医師のアドバイスがきっかけで自身の生理を見直すことになり、現在に至る。
イラスト:おみき

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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