これがあったらハズレかも! 〜白菜編〜
白菜は1玉まるごとよりも、カット白菜を買うほうが多いと思いますので、カット白菜の選び方を中心にご紹介していきます。
カット白菜は以下の条件のものを選ぶとハズレの可能性が高いので、そういったものは避けるようにしていきましょう。
- 切り口が緑色
- 切り口が盛り上がっている
- 軽くて葉が詰まっていない
それぞれ簡単に説明していきます。
ハズレ白菜①切り口が緑色
写真左のように「切り口が緑色」の白菜はハズレの証拠。
切り立てで新鮮な状態のカット白菜は切り口が黄色いんです。
切って時間が経つにつれて徐々に緑色へ変色していくので、切り口が緑色の白菜は鮮度が劣化している可能性が高いですよ。
より新鮮な白菜を選ぶなら、写真右のような切り口が黄色の白菜を選びましょう。
※切り立てでも切り口が緑色の品種(緑芯白菜)もありますが、普段あまり出回ることのない品種です。「緑芯白菜」という表示で販売されていなければ、今回の選び方で買うのがオススメです。
ハズレ白菜②切り口が盛り上がっている
写真左のように「切り口が盛り上がっている」白菜はハズレの証拠。
白菜は切ってから時間が経つと、切り口が成長して盛り上がってくるのです。なので、切り立ての新鮮な白菜は切り口が平たいということです。
より新鮮な白菜を選ぶなら、写真右のような、切り口が平たいものを選びましょう。
ハズレ白菜③持ったときに軽くてスカスカ
最後に白菜の重さに注目しましょう。白菜はずっしり重いほど、甘味が強いと言われています。
軽くてスカスカなものは、量が少ないだけでなく、食味も良くないということです。なるべく重量感があるものを選びましょう。
これがあったらハズレかも! 〜大根編〜
次に大根の選び方をご紹介します。大根は以下の特徴があるものを避けて選ぶと良いですよ。
- 皮にシワがある
- 葉の断面に空洞がある
- 軽い
ハズレ大根①皮にシワがある
写真左のように「皮にシワがある」大根はハズレの証拠。
大根は90パーセント以上が水分で構成されている野菜なので、収穫から時間が経つにつれて水分が抜けてシワが出てくるんです。
より鮮度の高い大根を選ぶなら、写真右のような、皮にハリがある大根を選ぶと良いですよ。
ハズレ大根②葉の断面に空洞がある
写真左のように「葉の断面に空洞がある」大根はハズレの証拠。
というのも、葉の断面に空洞がある大根は根の部分もスが入っている可能性があります。
スとは、人間でいう骨粗鬆症のような状態で実がスカスカになる現象です。このような大根はおいしくないので避けたほうが無難です。
ハズレ大根③持ったときに軽くてスカスカ
新鮮な大根を選ぶなら、軽いものは避けたほうが良いです。
上で書いたように、大根はほぼ水分で構成されているので、収穫から時間が経ち水分が蒸発するとどんどん軽くなっていきます。
ずっしりと重量感のある大根を選びましょう。
できるだけアタリの野菜を買ってください!
今回はハズレの白菜と大根の例をあげつつ、おいしいものの選び方をご紹介しました。
ハズレといっても、食べられないわけではないので、割引や見切り品になっているのであれば狙い目です。
こういう話をすると「フードロスを減らすために、私はハズレのほうを買うわ」という方も現れます。それは素晴らしい考え方だと思います。
ただ、細かく鮮度チェックをして売れそうにない状態の商品を早く発見し、見切りに回してなるべく良い状態で売り切るのが店員の仕事でありお店側の責任です。私個人の考え方としては、消費者の方にはなるべく新鮮でおいしい状態の野菜を選んでほしいと思っています。
ぜひ今回の記事を参考にして、今が旬の白菜と大根をたくさん食べていただけると嬉しいです。