何の検査をしても異常はなく…
ごはんを食べ終わり夜になると、40度近い熱を出してしまうことを繰り返していました。心配なので、私は子どもが熱を出すたびに病院を受診し、ありとあらゆる検査をしましたが、毎回何の問題もなかったのです。
そんな不安な日々を過ごしていたあるとき、子どもが「保育園に行きたくない」と言うことが増えていることに気が付きました。そして、登園拒否がひどくなっていたころに再び、発熱で病院を受診し、先生に事情を話すと「保育園に行きたくないストレスからの熱かもしれないですね」と言われ……。
よく思い返してみると、これまでも熱を出していたのは、保育園に行きたくないと言っていた日の夜だったかもしれない……と思いました。
そこで私は、子どもと向き合う時間を増やして、何かストレスになっていることはないか探すことに。そうして、よく子どもの話を聞くと、給食で嫌いな物が出ることが嫌で給食が嫌になり、最終的に保育園が嫌になってしまったのだとわかりました。
それからは給食のメニューを確認し、嫌がる日は無理に登園させず、リフレッシュさせてあげる日として、ストレスがかからない生活を心がけました。すると、徐々に熱を出す頻度も低くなり、元気に保育園に通えるようになりました。それからは、自分でうまく表現できない子どもの気持ちに寄り添うため、たくさんの時間をかけてじっくり向き合うようにしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:鈴木 千代子/20代・女性・保育士。2人兄弟の母。保育士としてパート勤務。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)