「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの生活リズムと授乳のタイミングについてご相談です。
Q. 赤ちゃんの生活リズム、このままで大丈夫でしょうか?
生後4カ月と1週間の男の子です。夜7時から朝6時半まで寝てくれるリズムになりました。体重は6,350gで少し軽めですが、夜中に起こして授乳しなくても大丈夫ですか?夜中、指しゃぶりを頻繁にしていたりしますが、そのまま寝かせています。
宮川めぐみ助産師からの回答
授乳は育児用ミルクなのでしょうか? 今の授乳回数でおしっこがしっかり出ていて、哺乳量も確保され、体重の増え方も問題ないようであれば、そのままでいいと思いますよ。
母乳を飲ませていらっしゃるようでしたら、6時間以上あけることはお勧めしませんので、途中で起こして授乳してあげてくださいね。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0 〉
赤ちゃんの生活リズムの目安
赤ちゃんといえど、大人と同じで生活リズムがぐちゃぐちゃでは身体に悪いですし、それに付き合うお母さんも体調を崩してしまいます。
なので、ママが赤ちゃんの毎日のサイクルをしっかり作ってあげることが大事です。赤ちゃんの生活リズムの目安は月齢によって異なりますが、各時期の赤ちゃんの特徴を知っておくと、リズムを整えるヒントになりますよ。
赤ちゃんの生活リズムの目安
●新生児期(生後1カ月まで)
新生児期の赤ちゃんは、眠りが浅いため2~3時間おきに目を覚まし、おっぱいや育児用ミルクを飲んでまた寝るということを繰り返します。この時期、母乳は赤ちゃんがほしがるだけ、育児用ミルクは3時間おきを目安に飲ませましょう。
新生児は新陳代謝が活発なので、1日1回は沐浴をしましょう。時間帯はいつでもよいですが、あまり遅い時間は避け、毎日同じ時間帯におこなうようにしましょう。
●生後1~3カ月
少しずつ起きている時間が長くなってきます。3カ月ころには夜まとめて寝る赤ちゃんも増えます。朝、日の光を浴び、よりは部屋を暗くして寝かしつけるようにすると徐々に生活リズムが整ってきます。
●生後4~6カ月
生後3カ月を過ぎると昼夜の区別がつくようになり、昼間起きている時間も長くなります。起床、食事(おっぱいやミルク・離乳食)、お昼寝、お風呂をほぼ毎日同じ時間にすることが大切です。夜20時に就寝した場合、夜1~2回起きて朝7時に起きるというリズムが目安です。朝は8時までに起こすようにし、お昼寝の時間を午前と午後1回ずつ取り入れましょう。
●生後7~8カ月
生後7カ月になったら朝の着替えと洗顔、食前や外出後に手を拭くなど、基本的な生活習慣を身につけていきましょう。この時期の赤ちゃんは体を動かすことが好きなので、午前中にお出かけをし、お昼寝は寝すぎないようにすると、夜ぐっすり眠れるようになります。
●生後9~11カ月
離乳食も2回食から3回食に増え、赤ちゃんも徐々に慣れてくる時期です。
3回食をスタートさせると慣れないうちは忙しく、生活リズムが乱れがちになるので、特に3回目の食事は19時までに食べ終わるようにしましょう。この時期から1歳までは、夜泣きが続くことがあります。日中は公園などで体を動かすようにし、お昼寝は16時までに起こしましょう。
●1歳
3回食にも慣れてきたら、外遊びの時間をたっぷり取るようにしましょう。お昼寝も1日1回(昼食後など)へと移行していきましょう。夜ぐっすり眠るためには、お昼寝を15時までに切り上げるようにして、夜は20時までに寝かしつけができているとよいでしょう。
赤ちゃんを安眠させるポイント
親の都合で夜中まで灯りをつけたまま過ごしていると、赤ちゃんの寝つきが悪くなることがあります。赤ちゃんが寝る時間の1時間前には灯りを消して、静かに過ごしましょう。
また、安眠できない理由のひとつに、赤ちゃんが疲れていないということも考えられます。日中あまり赤ちゃんとスキンシップができていなかったり、外出できなかったりする場合には、安眠できない可能性があります。赤ちゃんは新しい体験をすることで刺激を受けるので、短時間でも新しい体験をさせてあげれば、疲れてよく寝てくれるようになるかもしれません。
※参考: 基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの生活リズムの目安は?なかなか眠らないときの対処法や安眠させるポイント」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/1127 〉【監修:助産師 REIKO】
※各時期の生活リズムはあくまで目安で、赤ちゃんの睡眠時間には個人差があります。
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