40歳を過ぎてから時々電池切れ
私は周りの友だちから「鉄の女」と呼ばれています。負けず嫌いでポジティブ。あまり人に相談はせず、基本自分で判断していく性格です。
そんな私も、40歳ごろから突然の電池切れに襲われるように。会社勤めをしていたころは、仕事の日はものすごい勢いで動き回り、休みの日はダラダラと布団の中で過ごすなんてこともしばしば。年齢と共に体力が気持ちに追いつかなくなってきて、電池切れを起こしていると自己分析しています。
「あーあ、またやっちゃった」。一応自己嫌悪で反省するものの、次の仕事の日にはスイッチが入ります。だから「子どもたちが帰ってくるまでに気持ちがリセットできればそれで良し」としていました。
長女が高校進学、母親業がますます多忙に
母親になる以前の子育てのイメージは「赤ちゃんが一番大変、高校生になるころにはすっかりラクになる」というものでした。たしかに育児という意味ではそうかもしれません。でも娘が高校生になって、親の物理的負担の大きさに驚きました。
毎朝のお弁当作り、最寄り駅や塾への送迎、部活動のサポート……。さらに年齢を重ね、疲れやすくなった私は、家族に頼まれたことを忘れるという「ミス」が多くなったのです。「この前頼んでおいたよね?」「明日締め切りなのに……」。そんなことをよく言われるようになってしまいました。しなければいけないことを頭の中で整理していたつもりだったのが、いよいよ追いつかなくなったのです。
「何か良い解決方法はないのか?」とスマホ片手に検索する毎日。そんなとき、ネットで見かけたのが「家事をタスク管理する」というものでした。
タスク管理で家事が効率化
会社員時代、私は始業前にその日の「To Doリスト」を作り、するべきことを「見える化」していました。フリーランスになった今でも、同様にタスクを立てて仕事をしています。ですから合理的なタスク管理には、まったく抵抗がありませんでした。
調べてみると、家事をタスク管理できるスマホアプリもあることがわかり、すぐにダウンロードしました。ポイントは、タスクを立てるタイミングと優先順位。仕事だと緊急でない限り、その日の仕事を始めるときに確認するのですが、家事は昼夜を問いません。そのため、気付いたときにアプリに入力しています。
タスクは「しなければいけないこと」「できれば済ませてしまいたいこと」「急がないけれど、できたらいいこと」に分類するため、期限を決めます。そうすることで、ちょっと体がしんどい日も「これだけは済ませよう」「これは明日でいいな」という判断が容易になりました。
どうしても難しいときには、夫に助けを求めるのもあり。私自身に気持ちの余裕があることでお願いもスムーズにできるようになり、夫も快諾してくれるようになりました。
あとは、どんな小さなことでもタスク化すること。「古着をまとめる」「おすそ分けを届ける」といった小タスクも管理することで、隙間時間をじょうずに使えるなど、生活が劇的に変わりました。
まとめ
私はもともと合理主義なので、タスク管理という方法にはとても満足しています。紙にメモ書きする方法だと、ズボラな私はそのメモを紛失してしまうため、アプリの活用がしっくりきます。先輩ママたちには「忙しいうちが華」とよく言われますが、ドタバタはできるだけ避けたいもの。アプリでのタスク管理は、私にぴったりの方法でした。
副産物としては、するべきことをきちんと管理できるようになり、夫にお願いすることも以前よりじょうずになったこと。疲れてしまったときには、最低限のタスクに対応し、できる限り体を休めることでますます頑張ることができるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:横澤 としこ/40代。2女の母。45歳のときに会社勤めを辞め、現在はフリーランスで活動。家族は夫と年ごろの娘2人と愛犬。子どもたちの送迎も大切な業務。加齢という現実に直面し、認めたくない気持ちと認めなければいけない気持ちの間で揺れるお年ごろ。犬にはモテる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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