ママ友からの急な「おすすめ」の真意は…
コスメを取り扱うサロンでパートをしているママ友のAさんは、私よりも5つ年上で、いつも美容に気を使っているキレイなママです。小学1年生の次女の保護者会で仲良くなりました。そんなAさんからある日、「このコスメセットすごくいいんだよ」とおすすめされ、私は興味をもちます。定期購入すると安くなることや、私自身も誰かに紹介するとポイントがもらえてお得に購入できることなど、とても丁寧に説明してくれたので、「買ってみようかな」と思っていた私。その日はパンフレットだけもらい、後日返事をすることにしていました。
その帰り道、ちょうど別のママ友Bさんに会ったので、先ほどAさんにおすすめされたコスメセットの話をすると、Bさんの表情がサッと曇ります。不思議に思っているとBさんは「それ、マルチ商法だから契約しないほうがいいと思う」と注意してきたのです。子どもが幼稚園に通っていたときからAさんと付き合いがあったというBさん。かつてAさんの熱心な勧誘活動が保護者会で問題となり、Aさんは園長先生から厳重注意をされていたそうです。私は、まさかAさんからそのような誘いを受けると思っていなかったのでビックリ……。Bさんは厳しい顔つきで「クラスの担任に相談してみるよ。注意してもらうようお願いしてみる」と言って去っていきました。
その後担任の先生がAさんに、「クラスのお母さんたちに勧誘活動をしているのであれば、やめてください」と注意をしてくださったようです。幼稚園時代と今回の小学校と、2度も先生から注意をされたことで、Aさんはそれ以降勧誘をしていないらしく、私も受けることはなく、いつも通りのママ友付き合いを続けています。
今回学校の先生まで巻き込んでしまい申し訳ないと思いましたが、第三者から注意をしてくれたことで収まってホッとしました。今後何かをおすすめされた場合は、自分でしっかり調べることを徹底しようと心に決めた出来事です。
著者:佐々木 まいか/30代・ライター。20歳で結婚・出産をした、小学1年生と3年生の女の子2人を育てるママ。夫は単身赴任中でほぼワンオペの日々だが、休日は子どもと一緒に遠出をしたり推し活をしたりと、女子3人で楽しく過ごしている。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)