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「ゴミ箱の1番下に捨てよう…」思春期の小6女子が両親にどうしても隠したかった秘密とは

私は小学6年生の夏に初潮がきました。生理に対してなんとなく恥ずかしい気持ちがあり、当時の私は家で少し変わった行動を取っていて……。

生理中だとバレたくない!

私は小学6年生のときに生理がやってきたのですが、そこから毎月、両親に生理がきたということをあまり知られたくありませんでした。そのため、ナプキンの在庫がなくなってどうしても必要なときや、下着や洋服が汚れてしまったときなど、どうしても頼らなければいけないときだけ、母に「実は今生理で……」と伝えていましたが、それ以外のちょっとしたトラブルは自己解決していました。

 

生理がくると、ナプキンを交換しなければなりません。ナプキンの包装を開けるときは「ビリッ」とけっこう大きな音がするので、トイレの外にまで聞こえてしまうことも。それが嫌だった私は、トイレの近くの廊下や洗面所に誰かがいるときは、そっとナプキンの封を開けていました。

 

どうしても隠すために…

他にも、生理中だとバレないようにコソコソと行動していたことがあります。

 

私の家のトイレにはサニタリーボックスがあり、母が生理になったときだけ黒色のビニール袋がかけられていました。私もそのサニタリーボックスに使用済みナプキンを捨てればラクなのですが、私はどうしても両親に生理中だとバレたくありませんでした。

 

そのため、私はサニタリーボックスではなく、洗面所のゴミ箱に使用済みナプキンを捨てていたのです。しかも、ただ捨てるだけでなくゴミ箱の下のほうに入れたり、トイレットペーパーの芯の中にねじ込んでわからなくしたりして、使用済みナプキンが見つからないようにしていました。

 

洗面所に人がいるときには、使用済みナプキンを捨てに行くことができません。そんなとき私は、まずトイレのサニタリーボックスに、そっと使用済みナプキンを入れます。サニタリーボックスは基本、誰も開けることがないため、しばらく使用済みナプキンを隠しておけます。そしてしばらくして、洗面所から人がいなくなったことを確認してから、サニタリーボックスの中にある使用済みナプキンをさっと取り出し、洗面所のゴミ箱に移していました。

 

 

当時の私は生理であることが両親にバレないよう必死に頑張っていましたが、今思えば父は私が生理であろうがなかろうが何も気にしていなかったと思いますし、おそらく母は洗面所のゴミを回収するときに、娘が生理だと気づいていたでしょう。

 

私には今娘が3人いて、いつか娘たちにも生理がやってきます。生理であることを隠すことは大変ですし、労力も必要です。そしてなにより私は、娘たちに生理が恥ずかしいことだと思ってほしくありません。娘たちが恥ずかしがらず、母親になんでも相談できる環境を作りたいと思います。

 

 

 

著者:松谷 えりな/30代女性・令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:おんたま

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

 

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