ついに反撃に出たユキト
モカちゃんから話しかけられた翌日のこと。にしこさんとマユが帰ろうとしていると、学校の正面玄関のあたりで「いい加減にしろよ!」という怒鳴り声が聞こえてきました。びっくりしながらも「誰か揉めてるのかな?」と確認しに行くと……大勢の野次馬に囲まれていたのは、怒りのあまり体を震わせるユキトと、オドオドした様子のモカちゃんで!?
たくさんの野次馬たちが見守るなか、ユキトは怒りで肩を震わせながら「もううんざりなんだよ」とモカちゃんに冷たく言い放ちます。
怒りがおさまらないユキトは「彼女とも別れることになったし迷惑なんだよ。マネージャーを辞めてもいいから、もう俺に関わらないでくれ!」と告げてその場を去り、取り残されたモカちゃんは、ただただうろたえるばかりなのでした。
◇ ◇ ◇ ◇
これまで、モカちゃんからベタベタと触られたりアプローチを受けたりしても、「大事なマネージャーだから拒否するわけにいかない」と、ずっと我慢してきたユキト。大事な人であるにしこさんを失ったことで、我慢する必要などないと悟ったのか、ここで初めてモカちゃんに強く出たようですね。
にしこさんから「モカちゃんをもっと拒否してほしい」とお願いされたときに、ユキトが今のように強く拒絶していたら、2人の運命は違ったものになっていたかもしれない……と思うと、ユキトは自業自得でありますが、なんだか複雑な気持ちになってしまいますね。
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