さらに、麻耶さんと和馬君の言い合いは日に日にエスカレートしていき……。
妻へのストレスで抑え込んだ感情が爆発
テレビの音やドアの隙間など、些細なことで息子に当たる麻耶さんの様子を見て、亮太さんのストレスは増すばかり。
息子に代わって麻耶さんに言い返しますが、感情的になった妻は聞く耳を持ちません。
結局「父さんはいいから。」と和馬君に仲裁され、しぶしぶ麻耶さんへの言葉を飲み込んだ亮太さん。
しかし一度自覚した妻への嫌悪感は、ゴミ箱から溢れるゴミのようにこみ上げていきます。
「今度こそ、終わらせる!」亮太さんはゴミを片付けながら、そう固く誓うのでした。
日常生活の中ではどうしても家族に不満が出てしまうものかもしれませんが、麻耶さんのようなチクチクした言い方では素直に言うことを聞く気にはなりませんよね。
感情的に怒りをぶつけられると、相手は否定されたと感じ、心を閉ざしてしまいます。
子どもであれ大人であれ、言い方ひとつで相手への伝わり方は変わるもの。
お互いが気持ちよく生活するには、チクチクした否定言葉ではなく肯定的な言葉を積極的に使っていきたいですね。