大変なんて言いながらも得意げな夫に、私はいつもモヤモヤしていました。
後輩からの呼び出しに不安がつのる週末
夫の話によると、夫が教育係をしている後輩の女性は、夫をとても尊敬しているそう。平日はもちろん、夜遅くにもよく電話がかかってきます。夫の嬉しそうな様子を見て、私は2人が浮気をしているのではないかと疑い始めました。
ある休日、その後輩の女性からまた電話がありました。夫は嬉しそうに電話を切り、「困ったもんだよぉ〜俺がいないと何にもできないんだもんなぁ〜」と。休日に仕事で出かけることを不思議に思っていたのですが、「俺を慕ってくれてるから仕方ないだろ」と言い、家を出て行きました。
衝撃の事実
そんなある日、見知らぬ番号から電話が掛かってきました。出てみると、なんと夫の後輩の女性からでした。2人で話したいことがあるというので、後日喫茶店で会うことに。
初めて会う女性はとてもまじめそうなタイプ。「旦那さんの勘違いの言動には、もう限界です! 奥さんから注意してもらえませんか?」と泣きそうな様子で話し始めました。
どうやら夫は、女性が自分を慕っていると勘違いしており、頻繁に話しかけては仕事の邪魔をしているとのこと。さらに、「妻が全く家事をしないから自分が夕飯を作らなければならない」と言って、後輩に仕事を押し付けて毎日早く帰るというのです。もちろん、私が家事をしないなんて嘘。夫が平日に料理をしたことはありません。
平日夜遅くに電話したのは、夫の仕事に不備があったから。休日の呼び出しは、会社のイベントを夫が忘れていたからでした。真実を知り、私は怒りに震えました。
女性にはこれまでの事実をすべて上司に打ち明けてもらうように伝え、私自身はしばらく夫と別居することを決意しました。
全てがバレて、夫がとった行動とは
会社に失態がバレたあと、夫は降格となりました。私も夫にすべて知っていることを伝え、改心するまで別居すると告げ、娘と家を出ました。それからというもの夫は反省し、今までとは別人のように真面目に仕事をしているようです。
自分に自信を持つことは大切ですが、周囲に迷惑をかけてまで自分を良く見せようとするのは、考えものです。私が家事をしないと嘘をついていたことも、許せません。事実を教えてくれた後輩の女性には感謝しています。夫はしっかり反省し、責任感をもって仕事をしてほしいと思っています。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。