サークルで運命の出会い
高校時代、異性とデートをしたり、告白されたりということはありましたが、当時の私は恋愛への関心はゼロ。そんな私が大学生になり少し大人になったこと、そして、サークルで年上の彼と出会ったことで、一気に恋愛に関心を持つようになりました。そして、うれしいことに、彼とは交際することになったのです。
大学4年生だった彼は車を持っており、キャンパスまで迎えにきてくれたり、デートスポットへ連れていってくれたり、大学1年生だった私にとっては彼がとても大人に見え、会うたびにそんな彼に惹かれていきました。
交際2カ月目から、不穏な空気が
交際1カ月目は、いろいろな場所へデートをしたり、電話やメールをしたりと、彼とのコミュニケーションが頻繁にありました。しかし、2カ月目あたりから、メールも電話も私から……ということが増えるように。
このとき彼のことが好きすぎるあまり不安になってしまった私。「彼からの連絡がそっけなくなった?」と悶々としてしまい……。「こうなったら……」と、「押してだめなら引いてみろ」作戦を実行してみることに。私からは電話もメールもしないようにして、彼からのアクションを待ったのです。しかし……びっくりするほど彼からの連絡はありませんでした。
そのため、やはり私からメッセージを送ると、彼から返事がきたのは数日後。クリスマスは私から誘いなんとか会うことができましたが、初詣は「地元以外では行かない」と断られてしまいました。最初は、「恋の駆け引きをされているのか?」とも思ったものの、彼のそっけなさから次第に「もしかしたら私のことはもう好きじゃないのかも」と思うように。
最終的に、彼が大学を卒業し社会人になるタイミングでお別れすることになりました。
これは、あとになって共通の友人から聞いた話ですが、私が「押してだめなら引いてみろ」作戦をしていた際、彼は「あいつ(私)は、俺のこと好きじゃなくなったみたいだから」と友人たちに話していたそうです。私は「自分ばかり連絡をして嫌われるかもしれないし……」と「押してダメなら引いてみろ」作戦を実行しましたが、彼には「私の気持ちが離れた」と勘違いされていたよう。そして、このことがきっかけで彼がよりそっけなくなってしまったのだとわかりました。
当時、大学1年生で恋愛に関心を持ちたてだったからこそ、彼にどう気持ちをぶつけたらいいのか、どう伝えたらいいのかわからず、よかれと思ってやったことが裏目に出てしまいました。当時は、このことを友人に聞いてもらい、かなり泣いたことを覚えています。あんなに涙した恋愛は、あとにも先にもそのときだけです。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
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