その後、暴言が書かれた張り紙を持つ幸太郎くんの祖母に、「さすがにやりすぎです!警察を呼んで…」と宗介くんの母が注意をします。すると、幸太郎くんの祖母が「通報するのはあなたの勝手だけど…そのときは、張り紙で済むと思わないでね」と脅迫するのでした。
翌日、いつも通り宗介くんと遊ぶ幸太郎くんの元に宗介くんの母が顔を出します。すると、幸太郎くんに向かって「…ごめんね」と思い詰めた表情で幸太郎くんに告げるのでした。
恩人の悲しむ姿は見たくない……!
宗介くんの母から「うちの子と…もう、遊ばないでほしいの…」と告げられてしまった幸太郎くん。そして「距離を置かないとあの人に何されるか…」と泣き出す宗介くんの母。その姿を見て何かを察した、これ以上恩人である友達家族に迷惑をかけられないと幸太郎くんは1人になることを決意するのでした。
帰宅後、宗介くんの母の言葉を思い出す幸太郎くん。祖母が関係していると察し胸が苦しくなるのでした。そして、もう誰も巻き込みたくないと1人ぼっちで長い夏休みを過ごすのでした。
◇ ◇ ◇
まだ小学生で友達とたくさん遊びたいはずなのに、誰も傷付けたくないと1人でいることを決意した幸太郎くん。その気持ちを考えると胸が苦しくなります。本来、守ってくれる存在の親や親族に人生を邪魔されるなんて……。どうか幸太郎くんが何にも縛られず自由に過ごせる日が来ることを願うばかりです。