保健師さんのショックな言葉
訪問してくれた保健師さんは、息子の体をチェックした際、へその緒が自然ととれ、とれたへその緒を床に落としてしまいました。そして保健師さんは落としたあとに踏んでしまうと、「うわ、きったない」と言ったのです。わざと踏んだわけではないと思いますが、踏まれたことはショックでした。けれども私と息子をつなげていた大事なものなのを「汚い」と言われたことはもっとショックでした。
その方がお帰りになってから、桐箱に入れ保管しています。保健師さんにとっても、驚いて思わず出てしまった言葉なのかもしれません。けれどもその後、いてもたってもいられず夫にLINEで夫に愚痴をこぼすと、夫もまた私に共感してひどく怒ってくれたので、少しだけ私の気持ちも落ち着きました。
ただ私としてはもしうっかり踏んでしまったとしても、まずは「ごめんなさい」という言葉が欲しかったなと思いましたし、へその緒に対して「きったない」という言葉は、許すことができません。
自分に予期せぬことが起こると、ついうっかり本音が出てしまうこともあるのかもしれません。けれども私はどんなときでも、周囲の人を傷つける発言はしないように気を付けようと改めて感じた出来事でした。
著者:鈴木ひとみ/40代女性/7歳、4歳の2人子どもを育てている。正社員で経理の仕事をしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)