しまいには、義母は私に何か問題があるのではないかと疑いだす始末。
あまりに失礼なので、もう2度とうちには来ないでほしいと言うと、お前のほうこそ出ていけと迫ってきた義母。姑である自分の言葉は絶対だと言って、譲りませんでした。
義母に突きつけた衝撃の事実
それから数カ月の間、私は義母と会わないようにしていました。そしてある日、報告があり、久しぶりに連絡をしたのです。
「連絡してこないで」
「息子もあんたみたいな嫁は要らないって」
義母は相変わらずでした。離婚の報告だと勘違いしたようで、これで私の顔を二度と見なくて済むと上機嫌です。
「あら残念」
「お伝えしたかったのに」
じつは私たち、義母に妊娠を隠していたのです。バレたら、どんなことになるか……。なにしろ、「孫は男の子でなくてはいけない」 なんて言う人ですから。
「私、男の子を産んだんですよ」
それを知った義母は、これでうちの家系も安泰だと一安心していましたが、そうは問屋が卸しません。なぜなら、私たち夫婦は義母と絶縁するのですから。
いまさら謝られても…無理!?
義母は、これまでの私への言動が大したことのないことだと思っているようです。しかし、性生活や妊娠の確認など夫婦のことに首を突っ込むだけでなく、私に嫁失格のらく印まで押したのです。結婚してからずっと、義母は私のストレス原因でした。
けれども義母は、謝れば許されると思っている様子。私たち夫婦が連絡をブロックしていたら、以前の職場にまで連絡したようです。じつは私たち、義母に内緒で転職、引っ越しをしています。義母が会社に連絡してきたと、元同僚が私に話してくれました。
そこで私は仕方なく義母に連絡し、二度と顔を見たくないので探さないでほしいと伝えたのです。待ってましたとばかりに私の電話に飛びついた義母は、孫を楽しみにしていたから、一度でもいい、会いたい、抱きたいと懇願してきました。しかし、私たちの気持ちに変わりはありません。
悪気はなかったという義母。その後…
義母はこれまで人の心に土足で踏み込み、好き放題してきました。悪気はなかったと言う義母ですが、悪気がなければいいということにはなりません。なにしろ私は、毎回そのことで傷ついてきたのですから。これ以上の付き合いは無理だと判断しました。
ちゃんと男の子を産んでくれたから、もう私が傷つくようなことはしないと言ってきましたが……。性別で判断してくるのも許せません。そういったデリカシーのかけらもない発言が、本当に無理なのです。
義母は絶縁されたことがショックで、家に引きこもっている様子。すごく老け込んだとも親戚の人から聞きましたが、私たち夫婦に後悔はありません。これからは笑いの絶えない、楽しい家庭を作ろうと思います!
◇ ◇ ◇
親しき仲にも礼儀あり。家族であっても踏み込んでいいことと悪いことがありますよね。ひとりになった今、これまでの自分の言動を反省してほしいですね。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。