夏休み明け初日、幸太郎くんは担任の先生に呼び出され、宗介くんたちとの間に何かあったのかと聞かれてしまいます。このままでは祖母がまた暴走し、宗介くんたちへ迷惑をかけてしまうと思い学校へ行けなくなってしまうのでした。
不登校になってしまった幸太郎くんを問い詰める祖母に嫌気がさした幸太郎くんは「おばあちゃんのせいじゃん!」「おばあぁちゃんなんか大ッ嫌いだ!」とこれまで溜め込んできた気持ちを爆発させるのでした。
先生も見抜けなっかった最悪の家庭環境
登校拒否を続ける幸太郎くんにお手上げ状態の祖母は学校の担任に電話をし、手に負えないから何とかして!と抗議します。翌日、幸太郎くんの自宅にきた担任は幸太郎くんに家族のことで悩んでないか?と尋ねます。しかし、幸太郎くんは「何もない」と答えその日の訪問は終了するのでした。
その後、祖父に殴られてしまう幸太郎くん。実は不登校を知ってから連日のように殴られる日々を送っていたのです。そして、止むことのない祖母と祖父の言い争いが毎日のように繰り広げられるのでした。
◇ ◇ ◇
なぜ不登校になったのか、本当の理由も聞かずに暴力で追い詰める祖父に悲しくなってしまいます。その暴力も祖父の怒りを解消させるためだけのもので、何も改善されていないと気づいていないのでしょうか? こんなにも酷な環境であっても友達思いの幸太郎くんが不憫でなりません。