そして検査をした結果……、思いもよらなかった、まさかの病気が判明したのです――。
のどが痛くて熱が出たので病院へ
あまり風邪もひかず、熱も出さない10歳(当時4年生)の娘が熱を出して、のどの痛みであまり食べられなかったので、近くのかかりつけの病院に行きました。待合室にはたくさんの患者さんがいました。お医者さんから「溶連菌が流行っているから検査しましょう」と言われ、診察と検査をすることに。検査結果を聞くために再度診察に行くと、やはり溶連菌感染ということがわかりました。
そして、先生から「なんかちょっと顔が黄色くない? 」と言われて、まじまじと見てみましたが、私から見るといつもと変わりはありません。さらに「目の白いところも黄色いね」と言われて見ると、確かに少し黄色いような気はしました……。「気になるから血液検査もさせてね」と言われ、嫌がる娘を説得して採血をしました。
血液検査から1週間後…
1週間後、採血検査の結果を聞きに娘と病院に行きました。するとなんと先生から「やっぱり数値の異常がみられる。もっと詳しく検査するために紹介状を書くから、大きな病院にいくように」と言われたのです。しかも、すぐその足で行ったほうがいいと言うではありませんか……!
検査結果を聞いたらそのまま遅れて学校に行くつもりだったのですが、病院を出て、また次の大きな病院へそのまま行くことになったのです。私も娘もとても驚きました。
まさかの病気が判明
大きな病院の受診は、1日がかりでした。採血をして何時間も待ち、やっと呼ばれると、先生からは「血液に異常があり、貧血状態で黄疸が出ている」とのこと。「何が原因かわからないから、これからしばらく通院する必要がある」と言われ、結果的にその後何カ月も通うことになりました。
行くたびに採血やエコーをおこない、体調の変化はないか診察をしました。また、さらに詳しい血液の検査をするために検査機関に血液サンプルを送って見てもらう必要があるとのこと。自費のため高額になるということでしたが、原因がわかるならと承諾をしてお願いすることに。
結果、最終的に娘は血液の形に異常がある病気ということが判明しました。そして、そのあとも数値の変化がないかなど、通院生活が続きました。
かかりつけのお医者さんが気づいてから2年後に、黄疸の原因になる脾臓の摘出手術をして、娘は無事に黄疸もなくなりました。血球の異常は持って生まれたものなので治すことはできませんが、これからは貧血や黄疸などの体調の悪さはもうなくなるということです。もし、溶連菌の診断時に、娘の顔や目の白い部分が黄色いのが気になるといって血液検査をしてもらわなければ、親の私たちでは気づけなかった病気でした。今もかかりつけのそのお医者さんには感謝しかありません。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:米田のの/40代女性/2013年生まれの長女、2015年生まれの長男、年の離れた2023年生まれの次女を育てる3児の母。思春期&ドタバタな小学生たちと、かわいい末っ子に癒やされる日々を過ごしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)