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「え、RSウイルスじゃないの?」生後10カ月の息子の熱が長引いたのは、まさかのウイルスが原因!?

次男が生後10カ月のときのお話です。わが家の長男は小学2年生ごろまで喘息症状が出ていたこともあり、夏休みに市の主催で開催される、喘息児を対象とした水泳教室に毎年参加していました。水泳教室の中で保護者を対象に喘息についての講習会があり、私も参加。その中で講師を務める小児科の先生より「1歳までにRSウイルス感染症にかかると喘息症状が出やすくなってしまう」というお話がありました。私はこの話を聞き、次男は1歳になるまでは絶対にRSウイルスには感染させたくないと考えていました。

咳と鼻水と発熱! もしかしてRS?

次男の1歳の誕生日まであと2カ月というタイミングで、長男が咳と鼻水の風邪をひきました。万が一のことを考え、長男には次男に近づかないようにお願い。長男も言いつけを守っていました。しかしそれから4日程経つと、次男も鼻水がダラダラ。咳をし始め、長男は発熱しませんでしたが、次男は38度の発熱がありました。

 

症状からRSウイルス感染症かもしれないと覚悟。小児科へ連れて行き、検査をしてもらいましたが、RSでもインフルエンザでもありませんでした。帰宅後、数日様子を見ましたが、4日経過しても熱が下がらないため、再度小児科を受診しました。

 

詳しい検査で判明したその病気は?

小児科では総合病院で検査をするように言われ、紹介状を書いてもらい、その日のうちに検査。最初に再度インフルエンザとRSの検査をしましたが、やはり陰性でした。

 

その後、さらに詳しい検査をしてもらった結果、「ヒトメタニューモウイルス」に感染していることが判明。医師から「症状はRSウイルス感染症に似ているが、比較的新しく発見されたウイルスなので、詳しいことはまだわかっていない」と説明を受けました。

 

 

ショック……ついに小児科医より宣告!

総合病院を受診後、次男は2日程度で熱が下がり元気になりましたが、2歳になった秋から徐々に風邪でもないのに咳をすることが増え、風邪をひいたときには咳が止まらなくなることがしばしば。咳き込んで吐いてしまうため、外出時にはビニール袋が手放せませんでした。小児科を受診すると、喘息症状があるので薬でコントロールすることが必要とのこと。

 

次男は喘息児にさせないように取り組んできたので、診断を受けた際はとてもショックでした。喘息は遺伝などが原因で、ヒトメタニューモウイルスの感染が引き金になったとは限らないことはわかっています。でも、ヒトメタニューモウイルスに感染した症状は長男がRSウイルスに感染したときとそっくりだったのです。

 

 

次男も長男と同様に喘息症状が出てしまったことから、「あのときヒトメタニューモウイルスに感染していなければどうだったのだろう」と考えずにはいられません。しかし、悔やんでも仕方がないこと。喘息はきちんとコントロールできており、これまでも入院する事態にならなかったことを感謝しつつ、いつか薬から卒業できたら良いなと考えています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師 松田玲子


著者:福田ひろみ

2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、8歳、6歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。

 

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      もし自分だったらと考えると心がキュッとなりました
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      一歳までにRSにかかると喘息症状が出やすくなってしまうという話を初めて聞きました。このママさんは、何も悪くない!!喘息になってしまったのは、きっと仕方ないですよ。自分を責めないで!

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