妊娠中、処方された薬が合わず体調不良に…
その後も、頻繁に立ちくらみやめまいを感じやすくなった私。やがて、その原因がわかりました。同じ月の妊婦健診での血液検査で、妊婦貧血と診断されたのです。
「貧血の症状が進んでしまうと胎児にも悪影響が出てしまうおそれがあるので、鉄剤を飲みましょう」 と先生に言われ、妊娠中に服用できる錠剤を処方されました。しかし、その薬を服用し始めてから胃腸の調子が悪くなってしまい、時には外出が難しいほどの不調に悩まされたのです。
私は断念して先生に相談すると、「鉄剤の副作用で、胃腸の不調に悩む方は多いんです。小児用のシロップタイプは副作用が少ないので、こちらを服用してみましょう」 と、違う薬に変えてくれました。
それからは、先生と相談しながら体調に合わせて量を調整し服用することで、副作用も軽減。そのおかげで私の貧血は順調に改善していき、無事に長男を出産することができたのです。産後も貧血の症状に悩まされることもなく、育児に専念できたのでした。
妊娠前には感じることのなかった貧血に悩まされた私は、妊娠中は思いもよらない不調に見舞われてしまうことがあるんだと痛感。薬の副作用はつらかったですが、担当の先生に相談して、自分に合った治療法を見つけることの大切さを学べました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:水沢 雫/30代女性。2016年生まれの男の子と2020年生まれの女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)