ある日、ママはパパにゆうと君を任せ、保育園の入園準備の買い出しに出かけました。
普段まったく育児をしていないパパは、ゆうと君が動画を見せてすぐに泣き止んだことで「育児楽勝!」と思い上がり、妻は神経質になりすぎていると考えます。
自分ができる父親だと証明するため、「家にいて」という妻の言葉をよそに、ゆうとくんを連れて公園へ。
特訓と称し、滑り台を怖がるゆうと君にひとりで滑るよう強要します。
結局滑ることができずに泣き続けるゆうとくんをジュースで落ち着かせ、パパは次の遊具へ行こうしたとき、ゆうと君はおもらしてしまいました。
「1歳でおもらしなんて…はるかはこんなこともしつけてないのかよ!」と苛立つパパ。1歳の息子がどの程度のことまでできるのか、わかっていません。
自宅へ戻り、お昼ごはんとお昼寝を済ませたころ、ママが帰宅。
そのとき、ママはゆうと君の異変に気づきます……!
子どもの不調も他人ごと
静かに動画を見ていると思われたゆうと君は、発熱して意識が朦朧としていました。
「俺は悪くねぇぞ!」
そう考えているパパ。
しかし、病院で診察してもらった結果、原因は暑い中、公園で遊んでいたことによる熱中症だったのです。
「熱中症を甘く見ないでください」
そう注意喚起する医師の言葉さえ、まったく響いていない様子のパパなのでした。
子どもは体温調節機能が十分に発達していないため、大人よりも熱中症になりやすいといわれています。とくに、自分の欲求を言葉で伝えることができない乳幼児は、まわりの大人がいち早く異変に気付く必要があります。
パパには、今後ゆうと君と関わるうえで、最低限の安全は確保できるよう十分に意識してほしいものです。
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