ワーキングママだけじゃなく専業主婦にも必要?所得を補償する保険とは

2018/06/25 20:00
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この記事では、ファイナンシャルプランナーの大野先生が所得を保証する保険ついてお話しします。まずは、保険の名称と内容を確認しましょう。保険の対象となる病気やケガの種類、支給されるまでの期間や保険料などは保険会社や保険商品によって異なるので、事前の確認が必要です。傷病手当金が出ないママは加入の検討をしましょう。
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最近では死亡保険金の保険金額が減少傾向にある一方で、医療保険やがん保険等の生きるための保険は新しいものが継続的に開発されています。

 

その中で、ここ数年新しいものが増えている保険が“就業不能保険”“所得補償保険”(以下、“就業不能保険等”)と呼ばれ、病気やケガが原因で一定期間働けなくなった場合に保険金が支払われるものです。

 

この就業補償保険等について、専業主婦やパート勤務のママにも必要かどうかお伝えします。

 

1.保険の名称と内容を確認しましょう

ケガや病気が原因で働けない際に支払われる保険は“就業不能保険”“所得補償保険”“就労所得保障保険”などの名称がありますが、似たような名称として“収入保障保険”“家族収入保険”という名称の保険もあります。

 

“収入保障保険”“家族収入保険”は、この保険に加入しているが亡くなった時に、ご家族へ一定期間毎月保険金をお支払いする保険で“就業不能保険等”とは別の保険です。  

 

また、“就業不能保険等”の支払い理由は、ケガや病気が原因で働けなくなり一定期間を経過した場合に支給される点はほぼ共通ですが、保険の対象となる病気やケガの種類、支給されるまでの期間や保険料などは保険会社や保険商品によって異なります。また、専業主婦でも加入できるものとできないものもあるので、事前の確認が必要です。  

 

なお、保険料は30歳・女性で月10万円の保険金が出る保険の場合、内容やオプションにもよりますが1月あたり2000円未満~4000円程度となります。

 

2.傷病手当金が出ないママは加入の検討を

“就業不能保険等”は医療保険とは異なり、入院や手術だけでなく自宅療養も支給対象になることが多いです。この保険は治療を目的とする医療保険とは異なり、仕事ができない場合の所得を補うことを目的としています。

 

一般的には家計の大黒柱が働けなくなった場合に加入しますが、家事の主体であるママが働けなくなったり、家事ができなくなったりした場合の保険として加入を検討される場合もあります。ママが勤務先で社会保険に加入している場合には、健康保険から働けなくなった場合にも傷病手当金が支給されますが、扶養の範囲内や自営業者の場合は傷病手当金の支給がされません。

 

ママが自宅療養等で家事ができない場合、家事代行サービスや外食などを利用することも考えられますが、その負担分を“就業不能保険等”でカバーすることを検討してみてはいかがでしょうか。


3.余裕資金がない場合こそ加入の検討を

“就業不能保険等”は仕事ができない場合の所得を補うことを目的としている保険ですので、預貯金に余裕のある場合には加入は少額の加入あるいは不要と考えます。逆に預貯金に余裕がない場合こそ、家事の主体であり傷病手当金の対象とならないママ(パパの場合でも)が病気やケガで療養が必要な場合に備えて、“就業不能保険等”の加入を検討された方が良いと思われます。預貯金を長期にわたって取り崩すリスクを軽減でき、お子さんの教育費等の将来の生活設計への影響も抑えられます。  

 

 

家計の厳しい中、保険料をやりくりすることも難しいかもしれませんが、保険が支給されるまでの期間を長めにしたり、預貯金がたまった際には減額や解約したりする等も含めて、“就業不能保険等”をご検討されてみてはいかがでしょうか。


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。


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