たったひとつの欠点
当時付き合っていた彼は、友人から「イケメン!」「やさしくていい人だよね」と言われるような理想的な彼氏でした。彼といると幸せで、私にとっても完璧な彼氏でしたが、あるとき彼の欠点に気づいてしまったのです。
サラリーマンの彼は年収は500万円以上で実家暮らしでした。ひとり暮らしをしている人よりは多少お金に余裕があったと思います。それがいけなかったのか、彼は毎月お給料が入るとギャンブルにお金を注ぎ込んでしまう人だったのです。
私とのデート代もすべて払ってくれていたので、最初は気前のいい人だと思っていたのですが、付き合いが長くなるにつれて、彼が浪費家であることがわかってきました。
どうしても受け入れられない
彼が浪費家だと気づいたのは、私がデートに誘ってもあまり応じてくれなくなったからです。彼は休日になると、パチンコや競馬、競輪などのギャンブルを楽しんでいるようで、私と会うのは基本的に平日の仕事帰りのディナーだけになっていきました。
そして、月末が近くなってくると、平日のデートさえも断わられるように……。ギャンブルに注ぎ込むため、月末になるとお金がなくなってしまうのです。
浪費家である以外は、彼のことが大好きでしたし別れたくない気持ちもありましたが、私のポリシーとしてギャンブルに熱中することはどうしても受け入れられませんでした。私自身は倹約家タイプなので、いずれ価値観の相違で彼とギクシャクしてしまうと考え、彼とお別れすることを選択したのです。
世の中には完璧な人はいないですし、誰かと一緒にいるためには妥協も必要だと思います。けれど、どうしても受け入れられないこともあります。彼とのお付き合いを通して、妥協することの難しさを感じました。
著者:しりかきりか/女性・主婦
イラスト:もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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