私にはいつくるの?
小学校6年生のときのこと。同じクラスの子がちらほらと初潮を迎えている中、私はまだ生理がきていませんでした。初潮がくるタイミングには個人差があると保健の授業で習っていましたが、私はなかなか初潮を迎えないことに少し不安な気持ちになってしまい……。
私はいつ初潮を迎えるのだろう……と妙に落ち着かず、そわそわするときもありました。そんなとき、仲の良い友だちの1人が「ねぇ聞いて聞いて、生理になったの」と私に報告してきたのです。
おめでとう! だけど…
今までは「あの子、生理になったらしいよ」と、すべて人づてに話を聞いていました。それだけに、まさか友だちから直接生理の報告を受けるとは思ってもいなかった私は、報告を聞いてびっくり。どう返答すべきか戸惑いながらも、「初潮がくることは成長の証で、おめでたいこと」と親から聞かされていたため、「おめでとう! よかったね」と友だちに伝えました。
しかし、そのときの私はとてもモヤモヤした気持ちでした。「私はいつ生理がくるんだろう。このままずっと生理がこなかったらどうしよう」と不安になり、なんだか私だけ置いてけぼりにされたような気分になったのです。
思い切って聞いてみると
そんなある日のこと。ずっとモヤモヤを抱えていた私は、仲のよかった友だちに初潮がきたか思い切って聞いてみることに。私は「ねぇねぇ、生理きた?」と聞くと、その友だちは「ううん、まだだよ」と答えました。この友だちのひと言を聞いた瞬間、私はとても安心しました。
初潮のタイミングは人によって個人差があるとわかってはいたものの、気持ちが不安定になっていた私。生理がきていないのは私だけではないとわかり、仲間がいるような心強い感覚になったのを今でも覚えています。
初潮を迎える前の私は、「初めての生理はいつくるのかな?」「生理がまだきていないのは、私だけじゃないのかな?」と不安な気持ちでいっぱいでした。今思うと、なんであんなに焦っていたのだろうと不思議に思うくらいです。この先、もし自分に娘ができることがあれば、「初潮を迎えるタイミングは人それぞれだから、不安にならなくていいよ」と伝えてあげたいなと考えています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:nanoka22/社会人として約10年働いたのち、現在は2児の30代ママ。コンテンツクリエイターとして、自身の経験をもとにした体験談や考えを執筆している。
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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