娘も夜泣きも隣人の騒音も自分のせい?
つらい精神状態で自分のことは何もできなかったにも関わらず、はるきさんは娘のりおちゃんのお世話だけはしっかりしていた様子。そんな健気な姿を見たバイト仲間のまきさんは、はるきさんが元気になるまでそばで支えようと決心しました。
そして、はるきさんは無事に退院することができました。
まきさんの支えもあって徐々にはるきさんの体調は回復に向かい、ある日みんなで公園に出かけることにしました。はるきさん、りおちゃん、まきさんの3人でくつろいでいると、女性が話しかけてきました。しかし、その女性はまきさんにしか話しかけていなかったのです。
その夜、みんなでごはんを食べているときに、隣の家の洗濯機の音が響きます。隣人は夜勤で夜中に帰宅するため、その音でりおちゃんは起きてしまい夜泣きをしていたのです。
まきさんが「大変だったね」と声をかけると、はるきさんは「俺が全部悪いんだ」自分を責め始めて……。
まきさんが献身的に支えてくれたおかげで、全快まではいかないものの少しずつ表情も明るくなったはるきさん。このまま以前のように前を向けるようになってくれると良いですね。まきさんのようなやさしい人が近くにいて本当によかったです。
勇気のいることですが、つらいときは信頼できる人に相談したり、助けを求めたりすることが大切です。どうしても言いにくい場合は、市や区などの窓口に相談することもできます。ひとり親サポートの制度や、電話相談のできるよりそいホットラインなどを活用することも考えてみましょう。