1年半にわたる育休も終盤に差し掛かり、仕事復帰が現実味を帯び始めたころ、何かやり残していることはないかな? と、不安に駆られる毎日を送っていました。そこで、安心して仕事復帰を迎えられるよう、育休終盤にやっておいてよかったことを紹介します。
自転車を購入し、自転車保険に加入
仕事復帰後は、家から保育園、さらに最寄り駅から会社の順で移動予定だった私。育休中の移動手段はおもに抱っこ紐とベビーカーでしたが、復帰後も歩いて移動していては、とても会社に間に合いません。そこでこれを機に、「子ども乗せ自転車」を購入し、念のため「自転車保険」にも加入しました。
子ども乗せ自転車は、各メーカーからいろいろな種類が発売されていて、どれを選んだらいいのか迷うほどでしたが、わが家は周辺に坂道がなかったため、電動ではないタイプを購入。また復帰までの間、実際に子どもを自転車に乗せて走る練習をしました。それまで歩いていた近所への買い物も、娘を乗せて自転車で出かけるように。自転車のおかげで、毎日の通勤時間の短縮になったのはもちろんのこと、復帰前に自転車に慣れる時間を持てたことは、娘だけでなく私にとっても安心材料となりました。
子ども保険に加入。もしもの事態に備える
保育園に通い始めると、子どもはさまざまな病気をもらいやすいと聞いていました。そこで、まだ早いと思って入っていなかった、「子ども保険」に加入することにしました。月額1,000円程度で入院時に給付金がもらえるものと、プラス120円程度で物損事故などのときに給付金がもらえるものに加入することに。
ちなみにわが娘は入園後、風邪をこじらせて扁桃炎になったり、マイコプラズマ肺炎に感染したりと、4年間で通算4回もの入院を経験しました。そのため、娘の体調や仕事のことなど、何かと心配が尽きない入院時も、保険に加入しておいたことで経済的な不安を取り除くことができたと思います。
動きやすくオフィスでも浮かない服を購入
私は産休を含め、1年以上オフィスを離れていました。そのため育休中は、授乳しやすく動きやすい服ばかり購入していたので、改めて「オフィスでも着られて動きやすい服」を数着購入しました。
自転車で通勤予定だったので、パンツを中心に、肩から斜め掛けできる合皮のバッグなども揃えました。復帰は4月だったので、1シーズン着ることができる半袖カットソーと、カーディガンなどの羽織も用意しました。機能的かつお気に入りの服を持っておくことは、ストレスなく育児と仕事を両立させるのに意外と重要です。忙しさのあまり洗濯できない日が多少続いても、とりあえず明日着ていくものは確保されているというだけで安心感を得られました。
初めての出産後の仕事復帰は、何かとわからないことが多いもの。必要なものを少しずつ揃えていくにつれ、復帰に向けてのモチベーションも高まっていきます。復帰後の毎日をシミュレーションしながら、必要になるであろうものをリストアップすることから始めると、準備もスムーズに進めることができると思いました。
著者:金谷ともみ
第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。