深く傷付いた息子の心と体を癒すべく、亮太さんはこれから2人で歩いていく未来についての話を始めます。
迷いながらも確実に前へ進むために
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麻耶さんの性格的に、話し合いがスムーズに進まない可能性を十分に理解している和馬君は、父への暴力を懸念して「僕も一緒に話しちゃダメ?」と提案します。
和馬君の意見を尊重すべきかどうか、とっさの判断に迷う亮太さん。
しかし、父としてはこれ以上息子を危険な目にあわせるわけにはいきません。
和馬君の気持ちだけ受け取ることにし、亮太さんは自分ひとりで話すことを決断するのでした。
たしかに育児はあらゆる場面で迷いが生じるものであり、そのほとんどに正解などないのかもしれません。
ひとりの人間として子どもを尊重しているからこそ、できれば意見を聞いてあげたいと思うのが親心なのでしょう。
しかし、危険が伴うかもしれない場面では、やはり子どもの意見よりも安全を優先したいところ。
自分が本当に大切なものを守るためにも、しっかりとした軸を持ち、子どもと向き合っていけるといいですよね。