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私を捨てた夫「若くて金持ちの嫁と再婚だぜ」私「彼女、両親と土下座してるよ?」夫が一瞬で青ざめた理由は…

結婚してから、だんだんと私に対して粗野な言動が目立つようになってきた夫。その本性があらわになったのは、私の父の葬儀の日でした。どうやら夫は私の父の葬儀にも出ず、不倫相手としっぽり過ごしていたようで……?

私の父の葬儀に一切顔を出さなかった夫。私が電話すると、「ちょうど今起きたところだから、俺は欠席でよろしく!」「自分の親の葬式くらい、自分一人でやれよ」と言ってきました。

 

義両親の介護や葬式は全部私に丸投げだったというのに……。それを言うと、「お前は我が家の嫁なんだから当然だろ!」と夫。呆れ果てた私は、そのまま電話を切りました。

 

しかし、夫の愚行はこれだけでは終わりませんでした。まさか、父の葬儀中、不倫相手としっぽり過ごしていただなんて……。

 

父の同級生からの突然の連絡

父の葬儀の翌日――。

 

実家で遺品の整理をしていると、私のスマホに知らない番号から電話がかかってきました。

 

「突然すみません」と電話口の男性。つい先ほど父の訃報を知人伝いに知ったそうで、その知人から私の電話番号を聞き、わざわざ連絡してきてくれたのです。

 

「実は高校卒業を機に、お父様とは疎遠になってしまって……」「ずっと連絡を差し上げようと思っていたのですが、タイミングがつかめず……お線香を上げにうかがってもよろしいでしょうか……」と男性。どうやら父の同級生のよう。

 

「ええ、もちろんですよ」「すでに母も亡くなっておりますので、私がいる間でよければいらっしゃってください」「こちらの都合で恐縮ですが、今週中に来ていただけると……」と私。

 

すると、「ありがとうございます!」とうれしそうな声を上げた男性。その次の日に早速来るというので、私は来客の準備を始めました。

 

 

 

不倫相手と結婚するからと離婚を突き付けてきた夫

1週間後――。

 

ようやく実家から戻って来た私。「ただいま~」と我が家に入ると、なんだか違和感を覚えました。

 

まず、夫の荷物がないことに気が付きました。そして、夫もいません。そして、テーブルの上には記入済みの離婚届が。

 

「どういうことよ!?」と夫に連絡すると、「簡単に言うと、俺にはかわいい彼女がいてさ、彼女と結婚するからおまえとは離婚したいってワケ」「葬儀の前の日も一緒に飲んでてさぁ、そのままお泊まりしちゃったんだよね~」「お前が父親の介護だなんだかんだで構ってくれないのが悪いんだ。浮気されて当然だろ?」と夫。

 

まったく悪びれもせず、のうのうと言う夫に、私の怒りは頂点に。

 

 

「私は同居して、義両親の介護も看取りもしたのに……!」「私が父との同居をお願いしたら、『絶対に嫌だ』『お前は仕事辞めていいから、週の半分は実家に行ってこい』って突っぱねたんじゃない……!」

 

「あぁ、もううるせーな」「もう俺は彼女と結婚するって決めたから!」と夫。「それに、お前にとっても悪い話じゃないんだぜ?」「財産分与もしないし、慰謝料も1000万やるよ」「俺の彼女、実は社長令嬢でさ、パパがいくらでも支払ってくれるらしいんだ」と言ってきました。

 

お金の問題ではない、と思ったものの、その金額にびっくりした私。「念のための確認だけど、離婚したら本当に財産を全部もらっていいのよね?」「慰謝料も1000万円くれるのよね?」と確認すると、「おう、いいぞいいぞ!」「なんなら書面で同意してやる」と夫。そこまで言うなら、と私は離婚にうなずいたのでした。

 

夫の誤算

翌日――。

 

早速、離婚届を提出してきた私。元夫に「離婚届提出してきたよ」と連絡をしました。

 

「介護疲れでボロボロの嫁は勘弁だぜw」

「若くて金持ちの新しい嫁をゲットできてラッキー!」

「彼女、両親と土下座してるよ」

「え?」

 

 


役所から帰ってきた私を待ち受けていたのは、先日実家にお線香をあげに来てくれた父の同級生とその奥様、そして娘さんでした。

 

実家で、私はその男性から父との昔話をたくさん聞かせてもらいました。その話の途中で、「実は今度娘が結婚することになってね」と言った男性。結婚相手が挨拶に来たときの写真を見せてもらったのです。

 

そこに写っていたのは、まさかの私の夫。

 

驚いた私が「こ、この人、私の夫です……」と言うと、男性も「え……!?」と呆然。私のスマホの中の夫の写真を見せると、腰を抜かしそうになっていました。

 

ひとまず、私は夫に、そして男性は娘さんに事実を確認しようと言っていたのですが、夫が離婚届を置いて出て行ったことで事態は急展開。男性とその奥様は娘さんの首根っこを捕まえて、私に謝罪しに来てくれたのです。

 

「娘とは縁を切ります」「一人娘ゆえに甘やかしてかわいがってきたが……こんな非常識な人間に育てた覚えはない」と、涙声で私に謝る男性。その声は電話先の元夫にも届いていたようで、元夫は「慰謝料……会社の跡継ぎ……」「せっかくの逆玉が……」とブツブツつぶやいていました。

 

その後――。

 

 

結局、その男性の娘さんは元夫と別れることを条件に、実家にいることを許してもらったそうです。「これからは厳しくする」と男性が言っていた通り、私への慰謝料を娘さん自身で払わせるために自社の工場で働かせているそう。

 

元夫は一括で慰謝料500万円を振り込んでくれましたが、残りの500万円は分割で支払わせてくれと頼み込んできました。今のところ、毎月決まった金額をしっかりと支払ってくれています。元夫の本性がよく分かったので、離婚して本当によかったと思っています。今、実家で母と2人暮らしの私。しばらくは、亡くなった父との思い出の場所を母と旅行して、父のことを語らおうと話しています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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      線香をあげに行きたいという相手に「すでに母も亡くなって…」って言ってたのに離婚後は母と実家で二人暮らしって(笑)

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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