夫の態度が一変した理由は…
育児に疲れている私に気をつかってくれたのか、夫が「今日は俺がごはんを作るよ! ゆっくりしていてね」と言ってくれました。その言葉に甘えて息子を抱っこしながらテレビを見たり、SNSを見たりして何を作ってくれるのか楽しみに待つことに。
しかし、いつもはキッチンに立つことがない夫。心配性な私は、調理道具がどこにあるかわかるだろうか、包丁の扱いに慣れていないから手を切らないだろうかと気になって落ち着いていられず、キッチンに様子を見に行くと、慣れない手つきで作業しています。やっぱり手伝おうと思い「野菜洗った?」「切り方大きすぎない?」「火加減、大丈夫?」「水、出しすぎ…」など、つい指摘ばかりに。すると、「もう! そんなに言ってくるなら作るのやめた! やっぱりお前が作れば?」と、激怒してしまいました。心配になり手伝おうという気持ちが、夫のプライドを傷つけ意欲を失くさせてしまいました。それ以来、夫が家族のごはんを作ることはありません。
あのとき最後まで黙って完成を待っていたら、今ごろ晩ごはん作りを交代制にできていたかもしれないと後悔しています。夫に家事をしてもらうときは、どんなに私とやり方が違っても、黙って見守ろうと心に決めた出来事です。
著者:下野香月/30代・ライター。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘え上手な2歳の次女を育てている元保育士ママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされながら、忙しくにぎやかな毎日を送る。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)