ぶよぶよになったら食べられない?
私がお店で大根の品出しをしていると、お客さんから「大根がしわしわ・ぶよぶよになったんだけど、これってもう悪くなってしまっているのかな?」と質問を受けました。
野菜はほぼ水分で構成されています。レタスもきゅうりもなすもトマトも90%以上が水分です。なので、収穫から時間が経つと呼吸などの作用で水分が抜けて皮にシワができてくるんです。
異臭がしたりカビや腐食があったりしなければ、水分が抜けているだけなので普通に食べることができます。
ぶよぶよ大根「完全復活方法」!
ぶよぶよになった大根に水分を与えて元通りにする方法を紹介します。
1.大根を半分にカットする
2.葉側も少しカットする
3.ボウルなどに水を張って大根をつける
4.浮いてくる場合は重しをのせる
このまま半日〜1日つけておくと、ぶよぶよだった大根が水を吸ってパツパツに復活します。
上の画像の大根が下の画像のように戻ります。(どちらも同じ大根です)
正直ぶよぶよになった大根は水分が抜けた分旨みが凝縮しているので、そのまま煮物や炒め物、漬物にすればおいしく食べることもできます。
ただ、サラダでシャキシャキとした食感を楽しみたいとか野菜スティックでポリポリと食べたいという場合は、この方法を使うことで食感が元の状態に戻るのでおすすめです。
この方法では水分を吸わせるだけなので、鮮度が元通りになるわけではないのでご注意ください。
新鮮でおいしい「大根の選び方」
新鮮でおいしい大根を見分けるときは、以下3つのポイントで選びましょう。
- ずっしり重い
- 葉が青々としている
- 葉の切り口に空洞がない
ずっしり重い
大根は太くてずっしりと重みのあるものを選びましょう。
ずっしりと重量感のある大根はたっぷり水分を含みみずみずしく、均等に栄養分が生き渡っている証拠です。おいしい大根は太さがあり重いということを覚えておきましょう。
葉が青々としている
大根の鮮度をチェックするときは、葉の色をチェックしましょう。
鮮度の良い大根の葉は、全体的に鮮やかな緑色をしています。しかし、収穫後時間が経つと黄色く変色してしまいます。
スーパーの大根は葉が切り取られているものが多いですが、残っている葉の茎の色が青々としているものを選びましょう。
葉の断面に空洞があるものは避ける
葉の断面に空洞がある大根は避けましょう。このような大根は可食部の根にも「す」が入っている可能性が高いんです。「す」とは大根の実の内部が骨粗しょう症のようにスカスカになる状態のことをいいます。
「す」が入った大根は食感が悪くハッキリ言っておいしくありません。大根おろしにするくらいしか使い道はなくなるので、葉の断面はしっかりチェックして買うようにしましょう。
大根は復活する!
今回はシワシワ・ぶよぶよになってしまった大根の復活術と新鮮でおいしい大根の選び方を紹介しました。
ぜひ今回の方法を参考にして、旬の大根をたくさん食べて頂けると嬉しいです!