デート中に母親から電話
当時、彼とは休みの日にカフェでおしゃべりしたりショッピングをしたりと、ごく一般的なデートを楽しんでいました。
そんなある日、デートをしていると彼の携帯に彼の母親から電話が。当時、まだ韓国の文化を深く知らなかった私は、「母親から電話がくるということは、何か急用なのではないか」と焦った記憶があります。
しかし彼は楽しそうに母親と会話を終え、その後、何事もなかったかのようにデートを再開しました。それからデートのたびに彼の母親から連絡が。彼曰く「韓国では珍しいことではない」とのことで、「そうなんだ」と私はそのまま受け入れていました。
3人でデート?!
ある休日、私がSNSで見つけたおしゃれなカフェに彼と2人で行く約束をしていました。約束の日の朝、彼から私に「今日のデート、オンマ(母親)も一緒に行ってもいい? あなたにも会いたがってる」という旨の連絡が。
今まで一度もこのような経験をしたことがなく、とても驚きましたが、当時の私には断る勇気もなかったため、彼と彼の母親と私の3人でカフェに行くことに。カフェでは「写真を撮ってほしい」という母親の希望で、彼は母親の専属カメラマン状態。
正直とても複雑な気持ちでしたが、私もずっと行ってみたかったカフェだったので、その場の雰囲気と飲み物を楽しみました。
まさかそんなことまで?!
月日が経ち、彼が就職活動の準備を始めるころ、私は思いもよらぬ言葉を耳にしました。ある日、彼の母親が彼に「就活で見栄えを良くするために、鼻を少し高くしなさい」と言ったのです。
少し呆れてしまい、彼に「あなたには、自分の意思はないのか」と問いました。すると彼は「オンマ(母親)が言うなら間違いない」と。結局、彼は母親の希望通り整形で鼻を少し高くすることになりました。
母親に連れられて、彼と整形外科にも行った私。彼のあまりに母親を崇拝している姿に圧倒されてしまいました。
その後、訳あってお別れしてしまいましたが、当時の私にはかなり理解するのが難しい部分がありました。もちろん、文化の違いや個人の考え方は異なりますが、いろいろな人がいるんだな、と考えさせられた経験でもあります。
著者:みどりここな/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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