マツコの知らない世界「浅草グルメの世界」
2021年6月22日(火)に放送されました。
デンキヤホール
- 住所:東京都台東区浅草4丁目20−3
- アクセス:つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩7分/東京メトロ銀座線 浅草駅から徒歩15分
デンキヤホールがあるのは浅草の千束通り(せんぞくどおり)の一角で、昔から続く店が多く残っている地域です。その中でもこのお店は創業120年前ですので、明治時代から続いている老舗中の老舗です。
最初は喫茶店ではなく電気屋さんだったそうですが、日露戦争をきっかけに男手がなくても営める店に業態替えをしたとのこと。それで店名に「デンキヤ」とついているんですね。
(浅草 千束通り商店街サイトより)https://senzokudori.com/stores/79/
来ているお客さんもご年配の方が多く、お店の人が今日はどうしますか?と聞いているので、常連さんが多いのでしょう。常連さんもメニューを見ずに注文をしています。
しかも、常連さんには特別待遇で、通常は11:30から食事の提供が開始のところ、その前の時間でも食事の注文を受けています。
私は新参者なので、11:30以降でちょっと遅くなるかもよ、と言われていました。
人情を重んじる昭和の浅草を目の当たりにしました。これぞ浅草!
個性的メニューのゆであずきとオムマキとは
さて、そんな人情あふれる喫茶店のメニューですが、トースト、カレー、オムライスと王道の喫茶店メニューもありますが、この店ならではの個性的なメニューもあります。
今回はそんな個性的なメニューの中から、ゆであずきとオムマキを注文しました。
ゆであずきはこの店の看板メニューで、ひとことでいうと、お汁粉の餅が入っていないバージョンのような感じです。
グラスのカップに入ってくるので見た目は飲み物ですが、小豆が半分くらい入っていてスプーンですくいながら食べます。
味はやさしく、ゆであずきを存分に味わえる逸品です。
オムマキは、焼きそばをオムライスのように薄焼き卵で包んだ食べ物です。
ただの焼きそばも卵にくるまれるだけで気分が高揚します。上にかけられているケチャップと焼きそばがマッチしていて、ジャンクな感じです。
でも、どこか素朴で懐かしい、ほっとする食べ物でした。
まとめ
奥浅草のレトロな喫茶店で、ここにしかない味にめぐり合えました。来たことがないのにホッとする場所です。
ちなみに、この喫茶店は芸人の東貴博さんの実家の目の前にあるのだそう。現代的なカフェとはちょっと違う雰囲気を味わいに、ぜひ行ってみてください!