車を止められない山道で娘にハプニング!
夫が自家用車を運転して目的地へ出発。チャイルドシートが嫌いな娘は、終始ご機嫌ななめだったので、何度も休憩を入れてのんびりと向かっていました。そんな中、ちょうど山道に入ったあたりで娘が一段と激しく泣きはじめたのです。
休憩しようにも車を止められそうなところは見当たらず、娘をなだめながらなんとか山道を抜けて、コンビニに入りました。そして、泣き止ませようとチャイルドシートから娘を抱き上げたら、私の手に温かい感触が……。なんと、なぜ気が付かなかったのだろうかと不思議なくらい盛大に漏れていたのです。娘の服はもちろん、チャイルドシートまで汚れていました。さらに抱っこした私の服も汚れてしまい、焦って片付けようと娘をバトンタッチした夫の服まで汚れてしまいました。
ひとまず車内でおむつを替えて、チャイルドシートを拭いて、汚れた服をコンビニの袋に詰め込み、宿泊施設へ急ぎました。チェックインのときに事情を話すと、「部屋のシャワールームでまずお子さんをすっきりさせてあげてください」と言ってくださり、施設内のコインランドリーを教えてくださいました。それから案内された部屋で、娘をお風呂に入れ、着替えさせ、服は簡単に水洗いして、コインランドリーで洗濯して、とバタバタして1日目が終了。
幸いにも旅行中だったので替えの服があり、私たち大人も着替えることができましたが、1日目の予定はすっかり崩れてしまい、ひと息つくころには日が暮れていて、どっと疲れてしまいました。その後はトラブルもなく、料理と温泉を満喫して初めての旅行を楽しむことができましたが、旅行は少し早かったな、意思表示ができるようになってからにすべきだったな、と反省しました。
このときは、小さい子どもと一緒に泊まれるプランを予約していたので、施設の方や設備にとても助けられましたが、それからは近場へ出かけるだけでも替えの服やおむつなど、予備の予備まで車に常備しておくようになりました。子どもの荷物だけでなく私や夫の着替えも持って出かけたほうが良いと勉強になった出来事でした。
著者:海野 さんま/30代・女性・公務員。不妊治療で授かった娘と過ごす教員ママ。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)