東京進出は見込めない!?「牧のうどん」
牧のうどんは、初見では語尾上がりのイントネーションで発音しがちですが、牧にあるうどん屋さんなので“牧”にアクセントがきます。
どこでも同じ味が出せるよう、全店舗の食材やスープを本店で準備。毎朝、各店舗の店長が取りに来るのだそうです。
そのため、車で片道1時間以上かかる場所にはお店を作らないようにしており、東京進出もできそうにありません。
福岡に来たら、ぜひ食べて欲しいうどんです!
やかんで継ぎ足しスタイル!?牧のうどんのこだわり
「牧のうどん」でうどんを注文すると、小さなやかんが付いてきます。中身はうどんスープ。
やわらかい麺がスープを吸うので、継ぎ足して食べるんです!ちなみに麺を食べてもスープを吸って増えるので「無限になくならないうどん」と言われることも。
スープは本店で作られていて、1カ月で3トンの利尻昆布を使用。大量の昆布で贅沢に出汁をとるため、全国の利尻昆布の7%を牧のうどんが使用していると言われています。
麺は、本店すぐ近くの畑中製麺所で作られています。しかも、人の手でこねているそう!
こんなに手間のかかるうどん、おいしくないわけがありませんね。
結局毎回これが食べたい「肉ごぼう天うどん」
- 商品名:肉ごぼう天うどん
- 価格:760円(税込)※博多バスターミナル店の価格
写真の「肉・ごぼう天・かしわセット」なら910円(税込)。
「肉ごぼう天うどん」は、福岡うどんの中では超定番メニュー。その名の通り、肉とごぼう天がトッピングされたうどんです。
肉は玉ねぎと一緒にとても甘く煮てあり、すき焼きのよう。生卵につけて食べたいくらいです。
ごぼう天は衣が厚めでかたくガリガリ。スープに浸るとちょうど食べやすくなり、ごぼうの歯応えと香ばしさがとてもおいしいです。
麺は「やわ・ふつう・かた」から選べます。筆者は福岡うどんに染まっているので「やわ」を注文!もちもちの麺は、白玉のようでスープをどんどん吸います。
甘めですっきりとしていて自然なうまみのあるスープは、クセがなく毎日飲みたい味。水筒に入れて持ち歩きたいくらいお気に入りです。
途中でスープを加えると、すっきりして出汁感が増し増しに。元々あったものを追加しただけなのに、味変したように感じます。
・リアル友人におすすめできるか度 ★★★★★
理由:とても福岡うどんらしい。ここでしか味わえないうえ、やかんで継ぎ足しスタイルなどアミューズメント要素もあり楽しいので、ぜひ試してみてほしい。
【定番】サイドメニューと言えば「かしわご飯」
- 商品名:かしわご飯
- 価格:190円(税込)※博多バスターミナル店の価格
福岡県民のうどんのサイドメニューと言えば「かしわご飯」。
かしわご飯は「かしわ飯(めし)」とも呼ばれていて、炊いたごはんに鶏肉や具材を煮詰めたものを混ぜた九州の郷土料理です。
具材もごはんも味がしみしみで、甘塩っぱい味付け。いくらでも食べられそうです。
具材は小さいので老若男女食べやすく、長年県民に愛されているのも納得。
・リアル友人におすすめできるか度 ★★★★★
理由:出汁がきいており、甘じょっぱい味付けで全国民が好きな味!お腹いっぱいなら、テイクアウトしてもよい。
みんなの故郷の味!
実はこの記事を数日に分けて書いている途中、何度も牧のうどんの誘惑にかられ、さっきも肉ごぼう天うどんを食べて来ました。
筆者は福岡に引っ越して来て4年目。福岡出身ではありませんが、故郷の味のように思えます。
福岡に訪れた際は「牧のうどん」の肉ごぼう天うどんとかしわご飯を、ぜひ試してみてください。
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。