プリン大好き♡な息子とファミレスへ
息子は席に座るや否や、デザートにプリンを食べたいと言い、私はお子様ランチを完食することを条件に承諾しました。普段から食が細い息子ですが、その日は大好きなプリンを食べるために大健闘し、なんとお子様ランチ完食することができたのです。
息子はメニュー表をのぞき込むと、迷わず一番豪華なプリンアラモードを指さして「これにする!」と言いました。食べきれるか不安でしたが、せっかく頑張って食べてくれたからと、私はお子様ランチの倍の価格のプリンアラモードを注文したのでした。
初めてのプリンアラモードに衝撃を受け…
しばらくすると、プリンとともにクリームやフルーツが盛り付けられたプリンアラモードが運ばれてきました。単体のプリンしか食べたことがなかった息子は、その豪華な佇まいに大興奮です。そして早速プリンと生クリームを口いっぱいに頬張ると、目を見開いて叫んだのです。
「大変だ……知らなかった……! プリンと生クリームが、こんなに合うなんて……!」
その一言に私は思わず吹き出しそうになりましたが、息子があまりにも真剣な表情だったため慌てて口を閉じました。息子は興奮したまま飲むような勢いで食べ進め、あっという間に巨大なプリンアラモードを完食してしまいました。
その後も息子はずっと「プリンと生クリームはすごい」「帰ったらパパに教えてあげよう」「たぶん誰も知らないと思う」などと、興奮冷めやらぬまま話し続けていました。プリンの新たな可能性に大興奮している様子はとてもおかしく、またかわいらしくて、私はほっこりと幸せな気持ちになったのでした。
著者:木下うめ子/30代女性/2018年生まれの双子ママ。自閉症の双子のサポートに日々奮闘中。管理栄養士の資格を持っており、食べることが大好き。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)