塩焼き以外も作って!
NHK『きょうの料理』で料理研究家の土井善晴さんが紹介したのは「さんまの辛煮」です。
さんまといえば、シンプルに塩焼きして醤油やすだちをかけて味わうイメージが強いですよね!ダイレクトなさんまの美味しさが伝わる食べ方で、バーベキューなどでも塩焼きにして秋の味覚を楽しむことも。
そんなさんまを、今回はたっぷりの生姜と調味料を使って濃いめの味に仕上げます。
ワタ(内臓)まで丸ごと美味しく食べられるところもおすすめですよ♪
土井善晴さん「さんまの辛煮」の作り方
材料(4人分)
・さんま(大)…4匹(800g)
・生姜…80g
煮汁
・酢…200ml
・水…200ml
・酒…200ml
・醤油…70ml
作り方①生姜は洗って皮付きのまま千切りにし、半量を鍋の底に広げる
生姜はよく洗い、皮がついたまま千切りします。
続いて、鍋に切った生姜の半分の量を広げて入れておきましょう!
作り方②さんまの細かいウロコを取って洗い、頭を切り落とす
次にさんまを調理していくのですが、まな板にクッキングシートを敷いておくと汚れが落としやすいのでおすすめですよ!
尾から頭に向かって包丁を撫でるように動かし、残っているウロコを取りましょう。
今回買ったさんまはほとんどウロコが取れていて、肉眼で見ても数個ほどしかついていませんでした!
流水で洗って水気を拭き取ったら、胸びれの後ろに包丁を入れて頭を切り落とします。
作り方③さんまを2cm幅に切り、切り口を上にして鍋に入れたら残った生姜を散らす
頭を切り落としたさんまを、2cm幅の筒切りにします。
ワタ(内臓)も美味しく食べられるので、そのまま切ってOK!
断面が広い方を上にして、生姜を広げ入れた鍋に入れていきます。
切ったさんまが全て鍋に並んだら、残りの生姜を全て上から散らしましょう♪
作り方④酢と水を加えて強火にかけ、アクを取ったら弱火で1時間ほど煮る
煮汁の酢と水を注ぎ入れたら強火にかけ、アクが出てきたら取り除きます。
落とし蓋をしてから、煮汁がほとんどなくなるまで弱火で1時間ほど煮ましょう♪
全ての調味料を一度に入れるのではなく、はじめは酢と水だけで煮るとは驚きでした……!
1時間ほど煮るとこんな感じに♪
さんまの身がふっくらとしており、なんだかすでに美味しそうです(笑)。
作り方⑤酒と醤油を加え落とし蓋をしたら、様子を見ながら1時間ほど煮て冷ましたら完成!
④の煮汁がなくなったら、酒と醤油を加えて再び落とし蓋をして1時間ほど煮ましょう。
様子を見て煮汁が少なければごく弱火に調整して、焦がさないように注意!
筆者は心配だったので20分ごとにタイマーをかけて様子を見て、合計50分ほど煮たところで煮汁がほとんどなくなっていたので火を止めました♪
鍋ごと冷ましてあら熱を取り、1切れずつざるや網に上げて完全に煮汁を切ったら土井善晴さんレシピ「さんまの辛煮」の完成です。
※やわらかいのでくずれやすいです。煮上がってすぐにさわらないようにしてください。
※鍋から取り出すときは清潔な箸を使いましょう。
しょうが効きまくりの深〜い味!ご飯が何杯でもいける美味しさ♡
秋の味覚の代表的お魚、さんまをじっくり時間をかけて煮た「さんまの辛煮」。
シンプルな塩焼きのイメージとは真逆で、しっかりと醤油で煮詰めた濃い色ですよね!千切りにした生姜の色が濃い茶色に変わるくらい、時間をかけて煮詰めました。
さんまそのものの香りや、生姜・醤油の香りが食べる前からこちらに伝わってきます♪
食べてみると、ワタ(内臓)ごと煮ているのにもかかわらず全く生臭さがないんです!
それどころか、ほのかな苦味と調味料のバランスが絶妙でとっても美味しい。「辛煮」というネーミング通り、ピリッとした生姜の辛さとさんまの味が相性抜群です。
筆者は酢の味はあまり感じず、生姜の辛味のほかは、さんまそのものの濃厚な味が感じられました。箸でつまみやすいサイズなのでそのままパクパクと食べてもいいですが、白米があれば何杯でも食べられる予感……!
土井善晴さんいわく、保存容器に入れて冷蔵庫で保管すれば4〜5日は楽しめるそうなので、秋の作り置きおかずとしておすすめです♡
ピリ辛×さんまの旨み!美味しいさんまをGETしたら作ってみて〜!!
今回は、土井善晴さんがテレビで紹介した「さんまの辛煮」を作ってみました。
無意識のうちに「さんま=塩焼き」が定着していたので、さんまを丁寧に調理する時間がとても楽しかったです♪
約2時間かけて煮込んださんまは絶品の美味しさなので、ぜひ一度作ってみてくださいね!