ある日の夜、仕事の飲み会で上司から妻の愚痴を聞かされた湊。その後、上司は立ち上がると、「新入社員どうも!いいか?自分より格下の相手には感謝しない!謝らない!そして呼ぶときはお前!」などと大声で主張を始めました。
モラハラ気質な上司に同調する湊でしたが、その後、別の上司からパートナーと意見がぶつかったときは、相手の立場に立って考えることが大事だというアドバイスをもらいます。
その翌日、睡眠中の湊のいびきが凄かったため、さくらが「病院へ行ってほしい」と伝えると、「朝からうるさい!」と反論し、嫌味を言い始めた湊。その後、高圧的な態度でさくらを謝らせたのですが、心のモヤモヤは解消されず……。部長の言葉を思い返しながら、小さい頃の父親のことを思い出したのでした。
夫は自分の父親の記憶を思い出して…
幼少期の頃、母親をなめ腐っていた父親のことを思い出していました。
モラハラ気質の父親はいつも母親を罵倒し、
酷い言葉を言っていたのです。
そんな親同士の関係性を間近で見ていたため、
"自分は父と母のような夫婦にならない"と心に誓った湊。
そして自分も結婚し、
湊の中では夫婦関係が対等であるように努めていました。
ところが、さくらから注意を受ける度に、
責め立てられているような気がしていたのです。
(さくらは俺を見下している)
次第にその思いが強くなっていったのでした。
「パートナーになめられた夫婦関係は終わりだ」という部長のモラハラ発言が、夫の心にすり込まれている気がします。夫自身は対等な夫婦関係であるように努めたつもりでいたようですが、普段の生活では家事などには一切手をつけず、さくらさんに頼りっぱなしだったことを考えると、矛盾しているように思ってしまいました。
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