生後2カ月で訪れた、哺乳瓶イヤイヤ期。ママがぶつかるかもしれない壁のひとつですね。なんとか克服してほしい一心でトレーニングした、私とわが子の約半月の記録です。
“おっぱいイヤ”よりもつらい
生後2カ月を過ぎて、突然やってきた哺乳瓶イヤイヤ期。新生児期はどちらかというと母乳がうまく飲めず、たくさんミルクにお世話になっていました。そんなわが子だったので、こんな日がくるとは思っておらず、衝撃を受けました。
ミルクを口に入れると飲み込んでくれたので、味が嫌いなのではなく、シリコンの乳首の感触が嫌いだったのだと思います。
2週間に及ぶ涙のトレーニング
母乳育児は歓迎でしたが、夫や両親にわが子を預けて外出するときのために、「ごめんね」と思いながらもトレーニングを始めました。哺乳瓶を替え乳首を替え、ミルクの温度を調整しても号泣するわが子。
あまりに大泣きするので、夫は途中で心が折れていました。しかし、頑張った甲斐もあって、2週間ほどで再び哺乳瓶からミルクを飲んでくれることも増えました。
初めてのお留守番、友人の結婚式へ
少しずつ哺乳瓶を克服し始めたころ、以前から予定していた友人の結婚式に出席するため、夫と義両親に協力してもらい、わが子は初めてのお留守番をしました。
「哺乳瓶イヤイヤが復活したらどうしよう」と不安でいっぱいでしたが、夫から送られてきた「ミルク、たくさん飲んだよ」の報告に一安心。帰宅後、頑張ったわが子をギュー! と、抱きしめました。
赤ちゃんの性格も、ママの事情もそれぞれ。親の事情でわが子にはつらい思いをして哺乳瓶嫌いを克服してもらいました。乗り越えてくれたわが子には、「ごめんね」と「ありがとう」を伝えたいです。
著者:猿渡うみ
0歳女児の母。出産を機に会社を退職。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。