栄養や免疫面から、なるべくなら母乳で育てたいと考えていた私。しかし、実際は思い通りにはいかず、育児用ミルクに頼ることになりました。第一子・第二子の双子を混合で、第三子をほぼ母乳で育てた私が感じた、それぞれのメリットをご紹介します。
双子育児を育児用ミルクに頼って感じたメリット
多忙な双子育児、育児用ミルクに頼ってさまざまなメリットを感じました。まず、ママ以外の人も授乳できるので、家族にお願いして、ゆっくり体を休めることができました。保育園の一時保育を利用するときもスムーズでした。
次に、育児用ミルクは腹持ちがよく、生後2カ月ごろには夜0時から朝6時までぐっすり眠ってくれるようになりました。他にも、普段から哺乳瓶に慣れていたので、1歳の誕生日を迎えるころ、お茶や牛乳に替えながら、すんなりと卒乳ができました。
第三子も出産直後は無理せず育児用ミルクに頼りました
第三子こそはと完全母乳を目指していましたが、大きく生まれた長男の飲みっぷりがよく、産後の疲れもあり、生後3日ほどで母乳だけでは足りなくなりました。母乳にこだわりすぎても、負担の大きい産後の体へ更にストレスをかけてしまいます。
そこで私は無理せず、助産師さんに調乳をお願いすることにしました。退院から1週間(生後2週間)ほどは、疲れを感じたときは育児用ミルクを使用しました。その後は順調に母乳へ移行しました。
母乳育児を実践してみてわかったメリット
母乳育児にもさまざまなメリットがありました。道具が必要ないので準備が簡単で、夜間も起き上がって調乳や哺乳瓶の消毒をする必要がありません。また、出かける際も荷物が少なく済みました。
費用については育児用ミルクほどかかりませんでした。私の場合、毎食ご飯1杯分多く食べていたので1食35円として、月3千円ほど食費が増えましたが、1人分の育児用ミルク代は月8千円くらいだったので、節約できました。その上、私の場合はいくら食べても太らなかったので、産後の体型の戻りも早かったです。
最初は完母にこだわっていた私ですが、混合、ほぼ母乳を経験してみて、どちらにもメリットがあることがわかりました。無理をせず、できる範囲で母乳をあげて、状況に応じて育児用ミルクに頼ることで、余計なストレスを感じることなく育児ができました。
著者:佐藤さとみ
双子女児と男児、三児の母。IT企業でマーケティング部門を担当していたが、子育てのため退職。自身の経験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は料理・洋裁・手芸など作ること全般。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。