初めての出産で、思うように母乳育児ができずに数カ月。毎日、娘と苦労を重ね、ようやく完全母乳になったと思ったら……!? 出産後のママの体は、いろんな事情によってめまぐるしく変化するのだということを実感した私の体験談を紹介します。
混合から完母へ、娘と二人三脚の日々
初めての出産、初めての育児で私が一番苦労したのは母乳でした。体力のない娘はおっぱいをうまく吸うことができず、母乳の出も悪かったために生後1カ月半までは搾乳しながらミルクを足す日々。
それでも頻回授乳をするなどの努力の甲斐あって、生後2カ月を過ぎたころには、ほぼ母乳のみで娘の体重が増えるまでになりました。
なんだか母乳の出が悪い?
完全母乳になった喜びもつかの間、娘が生後4カ月を過ぎたころからなんとなくおっぱいの張りが弱くなり、飲んでくれる時間も短くなってしまいました。
それでも、不機嫌になったり泣いたりすることはなかったので、様子を見ていました。ところが、生後5カ月になったある日の身体測定で、身長・体重ともに1カ月間まったく増えていないことがわかったのです。
原因は月経の再開?
助産師さんに相談したところ、娘がまとめて眠るようになり、夜間の授乳が不要になったことで私の月経が再開し、それによってさらに母乳の分泌が減ったのではないか、とのことでした。
娘の体重をしっかり増やすため、その日から混合栄養に逆戻りしました。間もなく生後6カ月を迎えますが、離乳食も始めていることですし、完全ミルク育児に移行してもいいかな、と思っています。
こんなに早く母乳が出なくなるなんて思っていなかったので、少しショックだったことも事実ですが、「次の妊娠に向けて体が準備を始めているんですよ」という助産師さんの言葉もあり、今は前向きに考えられるようになりました。本当に、ママの体は不思議がいっぱいです。
著者:猿渡うみ
0歳女児の母。出産を機に会社を退職。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。