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【戦慄】「やばい!逃げろ!」川遊び中、若者の絶叫が聞こえ…次の瞬間、私たちの背後に迫る“黒い気配”

わが家は、プールや海より川遊び派です。家から車で30分ほどのところにある森には、水深が大人の膝下ぐらいで、木漏れ日の下で川遊びができるスポットがあります。子どもが生まれてから、毎年夏になるとこのスポットへ川遊びに出かけるのが家族の恒例行事になっていました。

遊び始める前に…まさかのアクシデント

2年前の夏。私は当時、生後10カ月の長女を抱っこひもで抱っこしながら4歳の長男と手をつなぎ、夫は浮き輪や水筒などたくさんの荷物を抱えて2歳の次男の手をつないで、坂道を下って川へと向かっていました。

 

苔まみれの石段を下りている途中、なんと私の目の前を歩いていた夫と次男が転倒してしまいました。私と長男が駆け寄ると、次男が血だらけに……。どうやら顎を切ってしまったようです。

 

持っていたタオルを使い夫婦で止血して、足早に自宅へとUターン。長男と長女を隣に住む義実家に預けて、3人で総合病院の形成外科に駆け込み、次男は顎を2針縫ってももらったのでした。

 

油断していた…今度は帰り際のアクシデント

そんな痛い思いをして終わった川遊びの翌年、1年前の夏。今年こそはケガなく遊ぼうと慎重に移動し、無事に楽しく川遊びを終えることができたので、夫婦ともにホッとして駐車場まで戻ってきました。

 

夫がトイレに行っている間、私と子どもたちは車の横開きのリヤゲートを開けたまま荷物を詰め、車の後方で靴を履き替えて帰る支度をしていました。すると、足元にいる小さな虫を見つけた長男に「ママ、見てー!」と声をかけられ、私がよそ見をしていたそのとき……。

 

 

「ドンッ」と鈍い嫌な音と長女の泣き声が。慌てて長女のほうを見ると、額から頬にかけて血が垂れていました。リヤゲートに額をぶつけて切ってしまったようです。

 

幸い傷は3mmほどの浅い傷で、しばらく経つと出血は止まり、長女自身も泣き止んでからはいつもと変わらない様子だったため、病院には行かず、ばんそうこうを貼ってそのまま家へ帰ることに。

 

その後も長女に異変はなくよかったのですが、またしても、川遊びでヒヤッとする出来事となりました。

 

今年こそは…やっぱり事件が起きる!?

2年続けて次男と長女がケガをしたにもかかわらず、それでも子どもたちは「川で遊びたい」と言い、今年の夏も川遊びへ行くことに。慎重に慎重を重ね、坂道を下って川へと着き、楽しく遊んでいました。

 

しばらくすると、大学生くらいの若い男性が4人、川の奥のほうへ向かって行く姿を目撃した私たち。30分ほど経ったころ、そのうちの2人が「やばい! やばい!」とかなり慌てて戻ってきたのを見かけ、私たちは「どうしたんだろう?」とその様子をボーっと見ていました。

 

 

すると、とても焦って慌てている様子の残りの2人が戻ってきて、その後ろから「ブーン」と重低音の羽音とともに嫌な気配が近づいてくるのを感じます。

 

よく見ると……なんと、大量のアブがこちらに迫ってきているではありませんか!

 

夫と「帰ろう!」と即決し、子どもたちと荷物を抱え、家族みんなで駐車場まで急いで戻ることに。子どもたちと私は大丈夫だったのですが、夫は足を何カ所か刺されてしまいました。

 

 

家族の誰かが毎年痛い思いをしてしまったのは残念ですが、自然の中で遊んだあとの子どもたちは、やはりとても良い表情をしています。自然の中の遊びは魅力的で楽しい半面、どれだけ注意していても何が起きるかわからず、子どもがいるとなおさら予測できないこともしばしば……。来年も気を抜かず、家族みんながケガをすることなく、安全に遊びたいと思います。

 

 

著者:中村彩子/30代女性。2018年生まれ男の子、2019年生まれ男の子、2021年生まれ女の子の3児の母。プランターでの家庭菜園が好き。子どもたちと観葉植物のお世話をしながら植物に囲まれた暮らしに憧れている。

イラスト:あさうえさい

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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