義母が隠した息子の緊急事態
工務店の方と話を進めていると、義母から電話が。何かあったのかと思い電話に出ると、息子が腕を痛がっているとの報告でした。私は詳しい事情を確認しましたが、義母は「いや、んー」と言葉を濁し、泣き止まないからとにかく早く帰ってきてほしいとだけ言い、電話を切られてしまいました。
電話口から息子の泣き声も聞こえていたので、打ち合わせを切り上げ、急いで帰ると、なんと息子は腕を脱臼して号泣していたのです。ぶらーんと力の入らない片腕は、少し触るだけでも痛い様子。すぐに救急外来に行き、先生に診てもらって無事に治りました。
その病院へ向かっている間に義母に事情を聞いたのですが、何が起きたのかではなく、「仕方がなかった。わからなかった」としか話してくれず……。すると、痺れを切らした夫が、「脱臼したときの状況を教えてくれ」と義母へ問いただしたのです。温厚な夫の強い口調に驚いた様子で、ようやく状況を説明し始めた義母。家の階段を登っていたら、繋いでいた手を息子が離そうとし、危ないと思い腕を引っ張ったとのことでした。
しかし義母は、息子にも私たちにも謝る様子はなく、息子が悪いの一点張り。預けて出かけたのは私たちですが、息子に痛い思いをさせてしまって本当に申し訳ない気持ちになりました。義母も焦ってしまい説明できなかったのかもしれませんが、手を離そうとした息子が悪いと、何度も言われたことがどうしても引っかかってしまい、それからは義母ひとりに息子を預けることはなくなりました。次男、三男が生まれてからも、義母に遊んでもらうのは、私か夫のどちらかが一緒にいるときだけにしています。
著者:ジョニー/30代・女性・会社員。男の子3人のママ。管理栄養士。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)