祖父母が言い争いをしていると、幸太郎くんの父が入室してきました。不登校であること、祖父から暴力を受けていること、そして保護されてしまうかもしれないと、あまりにも突然すぎる報告を受けパニックに。
すべてを理解した幸太郎くんの父は「お前、幸太郎にも暴力を……!?」と祖父を怒鳴りつけ修羅場に。2人が言い合う横で「保護って言っても2・3日くらいですよね……!?」と祖母が児童相談所の職員に尋ねます。すると職員は「養育能力があると判断できるまでは、幸太郎くんを帰すことは断じてありません」と断言するのでした。
差し入れが教本?怪しい水!?
その後、一時保護所で過ごす幸太郎くん。暴力を振るわれる心配のない環境に安心感を覚え始めていたころ、幸太郎くんの家族は児童相談所の職員と何度も面談をしていました。父と祖母が面談に足を運ぶ中、祖父だけは一度も現れることはなかったのでした。
児童相談所との面談中、祖母が「本とか手紙は届けてもらえますか……?」と職員に尋ね数冊の本を取り出します。すると「一体なんですか、これ……!?」と驚きを隠せない職員。取り出した本はなんと、祖母がハマっていた「ハピハピ教」の教本だったのです。さらに怪しげな水を出し「どこにいても清められるように、渡してもらいたくて……」と押しつけようとします。しかし、これは受け取れないと職員は突っぱね、トラブルの原因の1つである祖母の宗教熱を目の当たりに、「相当厳しいなぁ」と頭を抱えるのでした。
◇ ◇ ◇
保護された幸太郎くんのことを思ってのことなのかもしれませんが、祖母の行動にゾッとしました。宗教の力で問題を解決するのではなく、幸太郎くんとしっかり向き合わなければいけないことに気づいて欲しいものです。