ママ友に誘われた集まりへ参加した結果…
知り合ってから2カ月後、Aさんから「親子で集まる会があるから一緒に参加しよう」と誘われました。日時と場所以外の内容はわからないまま、私はママ友欲しさに参加することに。
当日、会場として教えられた近くの公民館へ行くと、産後ヨガで見かけた親子が2組いました。集まりの主催者は2人いて、子どものおもちゃや歌遊び、さらに軽食まで用意していると説明されました。会費は無料と聞いていたので私は驚き、不安を感じたもののそこで帰るとは言い出せず……。
そして集まりの終盤、主催者が「ママと子が幸せになれるお勉強を始めます」と声を上げました。その“お勉強”とは、なんと宗教団体への勧誘だったたのです。驚いたことに、Aさんは主催者の横で、「入会してから家族関係が改善し、子育てを楽しめている」など幸せエピソードを語りだしました。
なんとAさんは主催者側で、産後ヨガで勧誘相手を探していたことが判明! 入会を迫られましたが、私も他の親子2組も全員が拒否して会場を後にしたのでした。
しかしその後、Aさんからの勧誘メッセージを無視し続けていると、Aさんは私の家を訪れ、不在であれば待ち伏せするようになったのです。自宅前で鉢合わせると「メッセージ見てないの? また一緒に集まりに行こう」と誘われ、断ると「入会しないと不幸になるよ。子どもも苦しむよ」などと繰り返し言われました。
私は、外出先から帰宅するときはAさんがいないことを確かめ、在宅時はAさんにバレないように息を潜めて過ごすことに……。そんな生活がしばらく続いたころ、他のママ友からAさんが仕事復帰をしたと聞き、このころから待ち伏せされることはなくなりました。
私はママ友が欲しいあまり、急速に関係性を深め自宅を教えてしまったことを猛省。この一件以降、ママ友とは一定の距離感を保つように気をつけ、お誘いを受けたら内容を確認してから返答しています。
著者:大原まこ/30代女性。2017年生まれと2021年生まれの女の子のママ。理学療法士、FRPベーシックインストラクター、アロマテラピー検定1級の資格を保有。職業は理学療法士。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)